2023.03.21

【A東京vs茨城】A東京はB1ホーム連勝新記録達成へ…茨城は強豪から初勝利なるか

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

アルバルク東京vs茨城ロボッツ(@国立代々木競技場 第一体育館)
3月22日19時35分

 アルバルク東京は前節、サンロッカーズ渋谷との“渋谷ダービー”で1勝1敗の痛み分け。GAME1を75-78で敗れたが、GAME2を67-54で取り返した。先発の岡本飛竜が好守でチームに勢いを与え、ライアン・ロシターセバスチャン・サイズがリバウンド争いで圧倒。16個のターンオーバーを誘う堅守を発揮し、攻撃では安藤周人が14得点を挙げた。

 A東京は茨城ロボッツを相手に今シーズン3戦全勝。リバウンドで上回り、相手の強みである速攻からの失点を1ケタに封じているだけに、ロシター、サイズの働きは今節も攻防のカギになる。さらに、ベンチスタートで流れを変える茨城の平尾充庸福澤晃平といったガード陣に対しては、岡本、藤永佳昭のハードなディフェンスが求められるだろう。B1ホームゲーム連勝新記録「18」に届くか注目だ。

 対する茨城は前節、広島ドラゴンフライズと対戦して2連敗を喫した。GAME1に72-90で敗れると、GAME2も83-87で勝ちきれなかった。ただ、12点差で迎えた第3クォーターには22-7の反撃。高さのある広島に対して、粘り強いディフェンスで対抗すると、平尾、福澤が攻撃の流れを呼び込み、後半だけで9本の3ポイントシュートを決めて食い下がった。

 そんな攻撃的な展開を、今節のA東京戦で再び見せられるか。今シーズンの直接対決では70点以下に抑え込まれているため、強みを発揮するには、強度の高いディフェンスが序盤から必要になる。特に前節、球際で強さを見せた山口颯斗にはリバウンド争いから、安藤やジャスティン・コブスのマッチアップまで予想されるだけに、キーマンになりそうだ。昨シーズンのB1昇格以来、初のA東京戦勝利を目指す。

文=大橋裕之

■ロスター
・A東京(HC:デイニアス・アドマイティス)
ジャスティン・コブス
藤永佳昭
岡本飛竜
吉井裕鷹
安藤周人
ザック・バランスキー
セバスチャン・サイズ
平岩玄
ライアン・ロシター
田中大貴※インジュアリーリスト
笹倉怜寿
アレックス・カーク
小酒部泰暉

・茨城(HC:リチャード・グレスマン)
トーマス・ケネディ
福澤晃平
浅井修伍※特別指定
多嶋朝飛
荻沼隼佑 ※ユース育成特別枠
チェハーレス・タプスコット
中村功平
キャメロン・クラットウィグ
山口颯斗
エリック・ジェイコブセン
山口哲平 ※ユース育成特別枠
鍵冨太雅
平尾充庸
鶴巻啓太
林翔太郎
ジャワラジョゼフ

BASKETBALLKING VIDEO