2023.03.23

【群馬vs秋田】東地区3位と4位の対決…秋田は前回対戦から攻守を修正できるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

群馬クレインサンダーズvs秋田ノーザンハピネッツ(@太田市運動公園市民体育館)
GAME1:3月25日15時5分、GAME2:3月26日15時5分

 前々節を終えた段階で、東地区4位の秋田ノーザンハピネッツは同3位の群馬クレインサンダーズに1ゲーム差と迫っていた。第5節はアウェーの秋田が6点差で制したが、第23節は逆にアウェーの群馬が22点差の大勝。それから2週間後の今節、群馬が得失点差で16点リードした状態で大事な連戦を迎える。

 前節の群馬はレバンガ北海道と対戦した。第11節の対戦では99-83と持ち前のオフェンス力でねじ伏せたが、今回は第3クォーターで14-26と主導権を握られると、第4クォーターは31失点。内外を攻略され、フリースローでの失点もかさんだ結果、82-96と前回の借りを返される形となってしまった。3試合連続で失点が90点台と、ディフェンスに課題があるのは明白だ。

 対する秋田は前節、宇都宮ブレックスに対して第1クォーターは11失点と本来のディフェンス力を発揮した一方で、第2クォーターがわずか7得点。後半はケレム・カンターが積極的に得点に絡んだものの、相手の得点源を止めることができず10点差で黒星を喫した。73失点は悪い数字ではないが、前々節の横浜ビー・コルセアーズ戦で持ち直したかに見えたオフェンスが再び決定力不足に陥った格好だ。

 1ゲーム差のまま迎えた今節の直接対決は、順位争いだけでなく、双方が弱点を改善できるか、相手の弱点を的確に突けるどうかという点でも今後への影響が大きくなるだろう。特に、前回の対戦で攻守ともに課題が見えた秋田の修正能力が問われることになる。

文=吉川哲彦

■ロスター
・群馬(HC:水野宏太)
星野曹樹
マイケル・パーカー
トレイ・ジョーンズ
五十嵐圭
八村阿蓮
野本建吾
菅原暉
アキ・チェンバース
並里成
ケーレブ・ターズースキー
山崎稜
ジャスティン・キーナン

・秋田(HC代行:ケビン・ブラスウェル)
スティーブ・ザック
王偉嘉
大浦颯太
田口成浩
スタントン・キッド
ケレム・カンター
川嶋勇人
伊藤駿
中山拓哉
小栗瑛哉※特別指定
長谷川暢
多田武史
保岡龍斗
古川孝敏

この試合の他の記事

BASKETBALLKING VIDEO