3月25日、横浜ビー・コルセアーズはホームで信州ブレイブウォリアーズと対戦した。試合開始から0－8のランでリードを許した横浜BCだったが、ディフェンスで修正を図り逆転に成功。以降はゲーム終盤まで接戦が続いたが、河村勇輝の突破力やチャールズ・ジャクソンの献身さも光り、最終スコア71－63で白星を獲得した。

　試合後、クラブの公式サイトを通じ河村がコメントを発表。26得点5リバウンド9アシストと躍動した若手ガードは、「（シーホース）三河戦を終えてから、中一日の練習で自分たちのやるべきことを再確認した」と、信州戦までの準備を振り返っている。

　22日に開催された三河との試合では1点差での黒星となり、90失点とディフェンスにも改善点が見られた横浜BC。修正までの時間は限られていたが、「信州を63点に抑えることができたのは全員がしっかり再確認できた証拠で、それが結果につながった」と、勝因について言及した。

3P3本を含む26得点をマークした河村（中央）[写真]＝B.LEAGUE

「自分たちの勝ち方を今後も続けていくことが重要。今の課題は良い試合をしたあとに気持ち的にも技術的にもマイナスになること。良い試合のあとも継続してやることがCS（チャンピオンシップ）に向けてのチームにとって大事なことだと思うので、まずは明日、今日できたことをさらにやって、課題として出たことは修正して良いゲームにして勝ちたい」

　また、26日の第2戦はレギュラーシーズンに横浜国際プールで開催される最後のゲーム。なんとしても勝利をホームのファンに届けたいところだが、河村は「（こうした環境は）当たり前ではない」と、ブースターに改めて感謝のメッセージを贈っている。

「こういった大きな素晴らしい会場で、満員のファン・ブースターの皆さんの前でできることは当たり前のことではない。あと1試合ということで名残惜しいところもあるが、それ以上に僕たちに求められていることは結果だと思うので、皆さんの声援を背に勝利して、2連勝で横浜国際プールの試合を締めくくりたい」

　電光石火のプレーで横浜BCをけん引している河村には、ぜひGAME2でも圧巻のパフォーマンスを発揮してもらいたい。注目の第2戦は、14時5分ティップオフ予定だ。