3月26日、各地でB1リーグ第27節が開催され、横浜ビー・コルセアーズが信州ブレイブウォリアーズとホームで対戦。試合後のコメントをクラブが公式ホームページで伝えている。

　第1戦に71－63で勝利した横浜BCは、35－45とリードされて試合を折り返す。迎えた第3クォーターでは、河村勇輝が3本の3ポイントを含む13得点と爆発すると、チャールズ・ジャクソンも8得点で続き、61－63と信州を猛追。第4クォーター開始からパトリック・アウダの連続得点で横浜BCが逆転すると、勝負所で信州の得点を抑え込むディフェンス力を発揮し、最後は84－74で勝利を飾った。

　24得点とチームをけん引した河村は、「中地区同士の試合で、チャンピオンシップに向けての大事な一戦でしたが、勝つことができてホッとしています」と語ると、「前半ではディフェンスの強度が悪く、45失点してしまいました。ハーフタイムで自分たちのディフェンスをもう一度確認して、後半では失点を抑えることができました。試合の中でアジャストできたことはチームの成長だと思います」と試合を振り返った。

「個々で戦うのではなく、チームとして全員で戦っています。後半では苦しい時間帯もありましたが、選手一人ひとりがそれぞれの役割を忠実に遂行した結果だと思いますし、チームの成熟度は上がってきていると感じます」（河村）

横浜BCは勝負所の第4クォーターで、信州を11得点に抑えた[写真]＝B.LEAGUE

　また、キャプテンの森井健太はチーム状況について聞かれると、「水曜の敗戦から1日しか間がなかったですが、（大庭）岳輝がチームを想って差し入れしてくれました。そういった想いがみんなのパフォーマンスにも現れていたと思うし、岳輝自身の今日の活躍がうれしかったです。チームとしてそのようなことを大切にして戦っていきたいです」と語り、チームが好調な要因を垣間見せた。

　また、今シーズン最後の横浜国際プールでの試合だったことについて聞かれた森川正明は、「最高な雰囲気の中で勝利でき、喜びを皆さんと分かち合えたので、最高としか言いようがないです。相手からしたらこの会場の雰囲気は嫌だと思うので、皆さんが味方で良かったです。今日の試合でも、皆さんの声援が確実に自分たちの後押しになったので感謝しています」とホームのファンへメッセージを送った。

　5000人を超える大観衆の前で逆転勝利を収めた横浜BC。河村は「自分がこのチームに来てから初めての5000人超えで、ファン・ブースターの皆さんの応援は本当に力になっています。特に今日のような相手にリードされる展開を乗り越えられたのは応援があったからこそで、皆さんのお陰で勝ちきることができました」と語ると、「まだシーズンは続くので、これからも皆さんとCS出場に向けて頑張っていきたいです」と意気込んだ。

　横浜BCは次節、4月1日・2日に滋賀レイクスとアウェーでの対戦に臨む。