2023.03.30

【三河vsA東京】2季ぶりの対決…バイウィーク明け白星先行の三河は好守でA東京に挑む

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

シーホース三河vsアルバルク東京(@ウィングアリーナ刈谷)
GAME1:4月1日15時5分、GAME2:4月2日15時5分

 バイウィーク明け4勝3敗と白星を先行させたシーホース三河。前節の大阪エヴェッサ戦では、66-86でGAME1を落としたが、72-62でGAME2を取り返した。7点ビハインドで迎えた第3クォーターに、24-9の猛攻で逆転勝ち。27得点のクインシー・ミラー、22得点のダバンテ・ガードナーが攻撃の起点となり、西田優大長野誠史の好守も光った。

 ミラーやガードナーといった強力な得点源を持つだけに、ディフェンスの出来は勝利を左右する。前節は2戦合計で20スティールを奪った勢いを、2シーズンぶりの対決となるアルバルク東京戦にぶつけたい。特に第1クォーターでリードを許す展開が3戦連続で続いているだけに、そこを改善できるか。西田、長野が司令塔のジャスティン・コブスからミスを誘えれば、ぐっと流れがつかめそうだ。

 対するA東京は前節、レバンガ北海道戦でGAME1こそ88-65で快勝したが、GAME2を70-73で落とした。ライアン・ロシターの欠場によってザック・バランスキー吉井裕鷹平岩玄が奮闘したものの、第1クォーターから苦戦。5つのターンオーバーを犯し、GAME1で封じたブロック・モータムに得点を許すなど、ディフェンスが綻んだ。15本を与えたオフェンスリバウンドも課題が残る。

 ケガ人の多いA東京にとっては、ここが踏ん張りどころだ。5ゲーム差で追う東地区1位の千葉ジェッツに離されたくない。今節の三河戦は、ディフェンスを締め直して序盤から主導権を握れるか注目したい。得点源のミラー、ガードナーに対してセバスチャン・サイズアレックス・カークの働きが重要になる。ロシターの状態によっては、再び吉井や平岩などの奮起も必要になりそうだ。

文=大橋裕之

■ロスター
・三河(HC:鈴木貴美一)
中村太地
柏木真介
細谷将司
長野誠史
アンソニー・ローレンスⅡ※インジュアリーリスト
シズ・オルストン
ブランドン・ジャワト
角野亮伍
西田優大
橋本晃佑
セドリック・シモンズ※インジュアリーリスト
シェーファーアヴィ幸樹
ダバンテ・ガードナー

・A東京(HC:デイニアス・アドマイティス)
ジャスティン・コブス
藤永佳昭
岡本飛竜
吉井裕鷹
安藤周人
ザック・バランスキー
セバスチャン・サイズ
平岩玄
ライアン・ロシター
田中大貴※インジュアリーリスト
笹倉怜寿
アレックス・カーク
小酒部泰暉

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