2023.03.30

【仙台vsFE名古屋】B1昇格組の直接対決…ホームの仙台はハッスルディフェンスが必須

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

仙台89ERSvsファイティングイーグルス名古屋(@ゼビオアリーナ仙台)
GAME1:4月1日15時5分、GAME2:4月2日14時5分

 24連勝中だった千葉ジェッツを前々節に撃破し、3連勝と波に乗りつつあった仙台89ERS琉球ゴールデンキングスと戦った前節も、結果的に連敗したとはいえ西地区上位の強豪と対等に渡り合った。終始ロースコアで推移したGAME1は延長に突入し、残り2分35秒の時点で5点差をつけられてもその後に一度は追いついた。同じくロースコアとなったGAME2は第3クォーター終了時点で5点リードしたが、第4クォーターに27失点。勝負強さという点で相手が一枚上だったものの、残り15試合への好感触も得られた戦いぶりだった。

 対照的に、ファイティングイーグルス名古屋にとって3月は試練の日々となった。初の“名古屋ダービー”となった前節の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦も、GAME1はリードを守りきれず第4クォーターに逆転され、GAME2は序盤から圧倒されて36点差の大敗。21個のターンオーバーを計上したうえに、3ポイントシュートも29本放って成功がわずか1本とオフェンスが機能不全に陥った。大阪エヴェッサに勝率で並ばれ、今節は西地区6位に順位を下げる可能性もある。

 とはいえ、この両者ではFE名古屋のほうが現時点で勝率は高く、B1同時昇格の仙台としては意地を見せたいところだ。昨シーズンのB2ファイナルの再戦にして、B1での初顔合わせとなる今回の対戦は、やはりディフェンス勝負。失点数は仙台が優位に立っており、ホームで戦える今回はブースターの声援も背にディフェンスでハッスルしたい。

文=吉川哲彦

■ロスター
・仙台(HC:藤田弘輝)
小林遥太
小寺ハミルトンゲイリー
岡田泰希
澤邉圭太
寒竹隼人
青木保憲
渡辺翔太 ※インジュアリーリスト
渡部琉 ※特別指定
ジャスティン・バーレル
ラショーン・トーマス
田中成也
加藤寿一
ネイサン・ブース
片岡大晴

・FE名古屋(HC:川辺泰三)
アンドリュー・ランダル
宮崎恭行
ストックマンJr. ケドリック
エヴァンスルーク
林瑛司
宮本一樹
石川海斗
野﨑零也
中村浩陸
ジョナサン・ウィリアムズ
満尾竜次 ※特別指定
相馬卓弥
笹山貴哉
ジェレミー・ジョーンズ
葛原大智

BASKETBALLKING VIDEO