2023.04.06

熾烈極まるB1残留争い…北海道・滋賀・富山・新潟のキーマンは?/B MY HERO!

B1残留争いのキーマンに選出された北海道の中野、滋賀のラベナ、富山の上田、新潟のパク [写真]=B.LEAGUE
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 4月4日、Bリーグ応援番組『B MY HERO!』では、シーズン終盤に差し掛かるB1の残留争いについて特集が組まれた。ゲストには、バスケットボールコメンテーターの井口基史氏を迎え、残留争いの渦中にいる各チームのキーマンを紹介した。

 まず井口氏がレバンガ北海道のキーマンとして挙げたのは、シューターの中野司。中野は2019年からレバンガ北海道でプレーしており、今シーズンは平均6.8得点をマークしている。

「彼がシーズン2ケタを達成できていれば、北海道は全く違う順位にいた」と話す井口氏は、北海道の全14勝のうち5試合で中野が2ケタ得点をマークしているというデータを紹介。「昨シーズンまでいた山口颯斗茨城ロボッツに移籍しスラッシャーがいなくなってしまったため、中野選手にマークが厳しくなっているが、残りの試合の活躍に期待したい」と評した。

 続いて2度のヘッドコーチ交代という厳しい状況を経験した滋賀レイクスからは、キーファー・ラベナをキーマンとして選出。フィリピン出身で同代表の主力としても活躍するラベナは、昨シーズンから滋賀レイクスでプレーしている。

「直近の4勝した試合で2ケタ得点をマークしている。この4勝はラベナのおかげ」とコメントした井口氏は、「フィリピンリーグにはなかった昇降格を今シーズン初めて味わうので、プレッシャーを背負ってしまうのか、はたまた逆境を跳ね返してくれるのか期待が高まります」と話し、最終盤でのパフォーマンスに注目した。

 続いて、井口氏にとって思い入れの強い富山グラウジーズに話題が及ぶと、「ここからはデータ関係なし。精神力が勝負」と言葉尻はより熱を帯びる。そんな井口氏が富山のキーマンに挙げたのは、献身的な守備に定評のある若手プレーヤーの上田隼輔

 上田の魅力について「データでは語れない」と話す井口氏。「ディフェンスでのハッスルだったり、厳しいルーズボールももぎ取ってきてくれる気持ちのこもった選手。絶対に勝たなくてはいけない試合でプレータイムを得ることができれば、スーパープレーが出るかもしれない」と精神力勝負の残留争いでの活躍に期待を寄せた。

 最後に、新潟アルビレックスBBからはアジア特別枠のパク・ジェヒョンがキーマンに選出された。韓国出身の同選手は、韓国のKBLで2013年からプロとしてのキャリアを積み、今年2月1日新潟と契約を交わした新加入の選手。

「気持ちが感じられる良いガード。ベテランなんですけど、プレーはベテランっぽくなくてエネルギーがすごい。新潟ブースター好きなタイプのガードだと思いますね」と加入してからまだ日は浅いが、新潟とのフィットに期待ができる選手だと井口氏は熱弁した。

 番組ではそのほかにも、各クラブの直接対決の戦績や今後の試合日程についても紹介。番組のアーカイブはバスケットボールキングのYouTubeで視聴可能となっている。

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