2023.04.18

【広島vs滋賀】連敗を止めたい両チーム…滋賀は18歳の湧川颯斗が再び力になれるか

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

広島ドラゴンフライズvs滋賀レイクス(@広島サンプラザホール)
4月19日19時5分

 広島ドラゴンフライズは前節、名古屋ダイヤモンドドルフィンズに2連敗を喫した。前半から相手のディフェンスに苦しむと、2戦合計で24本の3ポイントシュートを被弾。GAME1はドウェイン・エバンスを筆頭に5人が2ケタ得点を挙げたものの、88-91で競り負けた。アイザイア・マーフィーが第21節以来の先発を務めたGAME2は、寺嶋良が18得点8アシストでチームをけん引したが、83-91で敗れた。

 広島は西地区4位へ後退し、「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」のクォーターファイナルのホーム開催権を争う同2位の琉球ゴールデンキングスとのゲーム差が「4」に広がった。もう負けられない今節は、滋賀レイクスに必勝を期す。テーブス海を起点に長距離砲の威力がある相手に対して、広島はマーフィーをマッチアップさせるなど、ディフェンスでその強みを封じたい。

 対する滋賀は前節、琉球ゴールデンキングスと接戦を演じたが、あと一歩及ばなかった。GAME1では19本中9本の3ポイントシュートを射抜き、ターンオーバーから25得点を奪ったものの、82-85で惜敗。GAME2は第4クォーターに12点差をつけたが、81-89で落とした。琉球の猛攻に我慢できず、2戦とも15本以上の差をつけられたリバウンド争いにも課題がうかがえる。

 滋賀は広島に対して課題が克服できるか。相手はカイ・ソットと2人の外国籍選手によるビックラインも組めるため、イヴァン・ブバデクアン・ジョーンズのみならず、日本人選手たちの奮起は必要不可欠。前節2戦合計で40分以上起用された18歳の湧川颯斗をはじめ、森山修斗川真田紘也もチームの力になりたい。B1残留圏内の全体22位を堅持するためにも、3連敗を回避できるか。

文=大橋裕之

■ロスター
・広島(HC:カイル・ミリング)
寺嶋良
朝山正悟
辻直人
アイザイア・マーフィー
船生誠也
ケリー・ブラックシアー・ジュニア
上澤俊喜
カイ・ソット
中村拓人
ドウェイン・エバンス
佐土原遼
ニック・メイヨ

・滋賀(HC:ダビー・ゴメス)
ケルヴィン・マーティン
テーブス海
杉浦佑成
柏倉哲平
キーファー・ラベナ
野本大智
星野京介
デクアン・ジョーンズ
イヴァン・ブバ
狩野祐介
湧川颯斗 ※特別指定
森山修斗
川真田紘也

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