2023.04.18

【A東京vs群馬】A東京は前半から堅守を発揮したい…群馬はクラブのB1最多勝利数をさらに更新できるか

1986年生まれ。バスケットボールのライターとして3x3が得意領域。国内外のトレンドを追い、競技の歴史を紡いでいます。5人制もbjリーグ時代から、Bリーグに至るまでカバー。また毎年の楽しみは代々木のALLDAYに行くこと。

アルバルク東京vs群馬クレインサンダーズ(@国立代々木競技場 第一体育館)
4月19日19時35分

 4月に入って4勝4敗と苦戦している東地区2位のアルバルク東京。前節のファイティングイーグルス名古屋戦ではGAME1を80-85で落とした。速攻で18得点を失い、10本の成功を許した3ポイントシュートのうち実に6本を第2クォーターまでに被弾。前々節のレバンガ北海道戦、第30節の秋田ノーザンハピネッツ戦に続き、前半の攻防でつまずいている印象だ。

 それだけに、83-65で快勝したFE名古屋とのGAME2のように、今節の群馬クレインサンダーズ戦でも序盤からディフェンスで流れをつかむ展開を見せたい。特に、相手はトレイ・ジョーンズを中心とした速攻の威力があるだけに、素早い戻りは徹底が必要。また、攻撃の芽もつむため、ライアン・ロシターアレックス・カークセバスチャン・サイズの3人でリバウンドをしっかりと抑えたい。

 対する群馬は、オープンハウスアリーナ太田のこけら落とし試合となった前節の宇都宮ブレックス戦を1勝1敗で終えた。GAME1は13点ビハインドで迎えた後半にジョーンズや並里成を中心に攻め込むと、防御ではケーレブ・ターズースキーマイケル・パーカーを中心にリバウンドを確保するなど、79-71の逆転勝ち。GAME2は57-82で敗れたたが、後半は40-37の互角だった。

 課題の後半で戦える姿を見せただけに、今シーズン4度目のA東京戦では前半から攻勢を仕掛けられるか。そのためにも前節、1ケタ得点だった速攻の復活がカギを握るだろう。ジョーンズを起点に、ターズースキーなどが走る展開で得点を奪えれば、チームは勢いづく。26勝27敗で昨シーズンの勝ち星を超えただけに、さらに勝利を積みあげてクラブのB1最多勝利数更新を目指す。

文=大橋裕之

■ロスター
・A東京(HC:デイニアス・アドマイティス)
ジャスティン・コブス
藤永佳昭
岡本飛竜
吉井裕鷹
安藤周人
ザック・バランスキー
セバスチャン・サイズ
平岩玄
ライアン・ロシター
田中大貴※インジュアリーリスト
笹倉怜寿
アレックス・カーク
小酒部泰暉

・群馬(HC:水野宏太)
星野曹樹
マイケル・パーカー
トレイ・ジョーンズ
五十嵐圭
八村阿蓮
野本建吾
菅原暉
アキ・チェンバース
並里成
ケーレブ・ターズースキー
山崎稜
ジャスティン・キーナン

BASKETBALLKING VIDEO