2023.04.19

【秋田vs宇都宮】東地区3位を巡る最後の激突…復帰した秋田の前田顕蔵HCに秘策はあるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

秋田ノーザンハピネッツvs宇都宮ブレックス(@CNAアリーナ☆あきた)
GAME1:4月21日19時5分 GAME2:4月22日15時5分

「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」進出の可能性がなくなったとはいえ、東地区3位の座を巡る3チームによる争いは一進一退の状態が続き、最終節までもつれ込みそうな情勢だ。第32節を終了した時点で3位が宇都宮ブレックス、4位が秋田ノーザンハピネッツ。宇都宮は前々節に5位の群馬クレインサンダーズと激突し、GAME1を接戦の末に落としたものの、GAME2第2戦は25点差で勝利した。対戦成績を3勝1敗とし、まずは1つ優位を作った。勝率で並べば、群馬を上回る順位で終えることとなる。

 秋田も、京都ハンナリーズと対戦した前々節は1勝1敗。GAME1を5点差で制して一歩前に出たが、GAME2も同じ5点差ながら敗れ、3チームが再び横一線となった。こちらも、群馬に対しては2勝2敗のタイながら得失点差では上回り、優位の状況。宇都宮を迎え撃つ今節は、順位争いを大きく左右する最終決戦だ。

 今シーズンの対戦成績は、第11節を秋田が18点差で制し、第26節は宇都宮が10点差でリベンジ。得失点差では秋田が8点リードという状況だ。興味深いのは、いずれもホームチームが敗れているということ。第11節は宇都宮が53得点、第26節は秋田が63得点と、互いに相手のディフェンスを打破できなかった点も共通する。今節はまず、GAME1で相手のディフェンスを攻略したほうが精神的にも有利となるだろう。秋田は前節から、前田顕蔵ヘッドコーチが待望の指揮復帰。どのような宇都宮対策を講じるか、大きな注目ポイントになる。

文=吉川哲彦

■ロスター
・秋田(HC:前田顕蔵)
スティーブ・ザック
王偉嘉
大浦颯太
田口成浩
スタントン・キッド
ケレム・カンター
川嶋勇人
伊藤駿
中山拓哉
小栗瑛哉※特別指定
長谷川暢
多田武史
保岡龍斗
古川孝敏

・宇都宮(HC:佐々宜央)
田臥勇太
笠井康平
ヤンジェミン
比江島慎
遠藤祐亮
竹内公輔
荒谷裕秀
高島紳司 ※特別指定
渡邉裕規
鵤誠司
喜多川修平
グラント・ジェレット
ジョシュ・スコット
アイザック・フォトゥ

この試合の他の記事

BASKETBALLKING VIDEO