2023.04.27

【滋賀vs宇都宮】滋賀は今節にもB1残留確定…古巣を迎えるテーブス海に要注目

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

滋賀レイクスvs宇都宮ブレックス(@滋賀ダイハツアリーナ)
GAME1:4月29日14時5分 GAME2:4月30日14時5分

 滋賀レイクスにとって、前節の大阪エヴェッサ戦で喫した連敗は非常に痛かった。GAME1は第3クォーターの31失点が重くのしかかり、6点及ばず。接戦となったGAME2は第4クォーターにリードする時間帯が長く、試合終了残り1分44秒の時点では9点差をつけていながら、2点リードの同4秒に逆転3ポイントシュートを浴びる痛恨の試合運びだった。B2降格圏内の富山グラウジーズと1ゲーム差の状況は変わっていないが、その富山を連破したリーグ全体最下位の新潟アルビレックスBBに2ゲーム差に迫られている。

 宇都宮ブレックスは東地区3位を争う秋田ノーザンハピネッツとの直接対決に連勝し、2ゲーム差をつけただけでなく、対戦成績でも勝ち越した。前半に奪った13点リードをしっかり守りきったGAME1から一転、GAME2は第2クォーターに29失点を喫して15点ビハインドを背負ったが、第4クォーターにアイザック・フォトゥの連続3ポイントシュートなどで猛反撃。試合終了残り2分5秒に逆転したあとも粘られたが、最後はグラント・ジェレットの19得点目でとどめを刺した。13得点を挙げた笠井康平の活躍も光った。

 ゲーム差が縮まったとはいえ、富山の降格マジックは「4」、新潟は「2」。滋賀は今節にもB1残留を決めることが可能で、1つでも勝てば大きく前進するという状況だ。前節を欠場したケルビン・マーティンの復帰可否もカギとなるが、最注目ポイントはやはり、初めて古巣と対峙するテーブス海のハッスルだろう。

文=吉川哲彦

■ロスター
・滋賀(HC:ダビー・ゴメス)
ケルヴィン・マーティン
テーブス海
杉浦佑成
柏倉哲平
キーファー・ラベナ
野本大智
星野京介
デクアン・ジョーンズ
イヴァン・ブバ
狩野祐介
湧川颯斗 ※特別指定
森山修斗
川真田紘也

・宇都宮(HC:佐々宜央)
田臥勇太
笠井康平
ヤンジェミン
比江島慎
遠藤祐亮
竹内公輔
荒谷裕秀
高島紳司 ※特別指定
渡邉裕規
鵤誠司
喜多川修平
グラント・ジェレット
ジョシュ・スコット
アイザック・フォトゥ

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