2023.05.04

【横浜BCvs富山】富山はB1残留をかけた最後の大勝負…チームの結束が運命を決める

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

横浜ビー・コルセアーズvs富山グラウジーズ(@横浜武道館)
GAME1:5月6日15時5分 GAME2:5月7日14時5分

 河村勇輝が前々節に戦列に戻ってきたものの、横浜ビー・コルセアーズは今一つ調子を取り戻せず、前節のサンロッカーズ渋谷戦はよもやの連敗となった。GAME1が4点差、GAME2に至っては1点差という接戦だったとはいえ、2戦とも90失点を超えてしまったことが敗因。特にGAME2は、8点リードで迎えた第4クォーターにフリースローで失点を重ねたのが痛かった。GAME1で20得点11アシスト、GAME2で31得点6アシストをマークした河村は、最終節に1試合出場すれば個人タイトルに必要な試合数に達し、アシスト王獲得が濃厚となる。

 必死の戦いが続く富山グラウジーズは、マイルズ・ヘソンが16本のフリースローをすべて決めるなど33得点の活躍でチームを力強く引っ張り、川崎ブレイブサンダースに19点差をつけて先勝。この時点で滋賀レイクスと勝率で並び、B2降格圏から脱出した。しかし、GAME2は川崎の地力に屈して完敗。滋賀も敗れたものの、連勝した新潟アルビレックスBBとも勝率で並び、3チーム間の直接対決の結果により、再びB2降格圏に降下した。3チームが横一線の状態で最終節を迎えることとなった。

「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」に向けてギアを上げたい横浜BCは、富山にとっては難しい相手だが、第31節の対戦では河村が欠場したとはいえ怒とうの追い上げで逆転勝利。その試合以上に重圧のかかる状況だが、恐れることなく果敢に攻める姿勢が望まれる。そして何よりも重要なのは、チーム全体の結束力だ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・横浜BC(HC:青木勇人)
パトリック・アウダ
河村勇輝
赤穂雷太
森川正明
チャールズ・ジャクソン
大庭岳輝
デビン・オリバー
森井健太
キング開
松崎裕樹
須藤昂矢
エドワード・モリス

・富山(HC代行:高岡大輔)
小野龍猛
ファイサンバ
飴谷由毅
野﨑由之
ブライス・ジョンソン※インジュアリーリスト
水戸健史
喜志永修斗※特別指定
浦野泰斗
松井啓十郎
上田隼輔
マイルズ・ヘソン
ノヴァー・ガドソン
晴山ケビン
ジョシュア・スミス

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