大阪エヴェッサは5月12日、アイラ・ブラウン、カイル・ハント、星野零志の3選手がBリーグの自由交渉選手リストに公示されたことを発表した。

　アメリカ出身のブラウンは、ゴンザガ大学卒業後、メキシコやフィリピンなど海外のリーグを渡り歩いたのち、2011－12シーズンに富山グラウジーズでBリーグデビュー。その後は、日立サンロッカーズ東京、琉球ゴールデンキングスでプレーし、2019－20シーズンから大阪に加入した。

　今シーズンは、平均9.5得点6.4リバウンド2.5アシストを記録し、大阪の主軸として活躍。また、2016年には日本への帰化を決意し、ワールドカップをはじめ日本代表としても数々の功績を残している。

　同じくアメリカ出身の外国籍選手であるハントは、NBA Gリーグをはじめとする世界のクラブを経験し、2020年に三遠ネオフェニックスに入団。翌シーズンから大阪に移籍すると、ブラウンと共に得点源として活躍し今シーズンは、平均9.9得点5.7リバウンド1.2アシストをマークしていた。

　今シーズン、Bリーグでのキャリア1年目を迎えていた星野は、現在23歳。東住吉総合高校、流通科学大学を経てHOS実業団でプレー。2021年から大阪に練習生として帯同し、大阪とのアマチュア契約に至った。得点の機会には恵まれなかったものの、4試合でプレータイムを獲得している。

　なお、ブラウン、星野は退団に際し、クラブを通してコメントを残している。

【アイラ・ブラウン 退団コメント】
「まずはじめに、この4年間の大阪での生活を素晴らしいものにしてくれたファン・ブースターの皆さまに感謝をお伝えしたいです！また、4シーズンに渡って自分のスキルを見せたり、力を発揮する機会をくださった大阪エヴェッサの組織にも感謝します！
　元チームメイトの皆さんの健闘を祈りながら、いつか大阪と対戦する日を楽しみにしています。お元気で！」

【星野零志 退団コメント】
「自由交渉選手リストに公示されることになりました。キャリア1年目が大阪エヴェッサで良かったと心から思います。ブースターの皆さまの沢山の応援が力になり、毎日頑張ることができました。
　これからも頑張っていくので、ぜひ応援をよろしくお願いします」