2023.05.19

広島が佐土原遼の契約満了を発表…自由交渉選手リスト公示へ

契約満了が発表された佐土原[写真]=B.LEAGUE
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 広島ドラゴンフライズは5月19日、佐土原遼が6月30日をもって契約満了となり、Bリーグ自由交渉選手リストに公示されることを発表した。

 現在23歳の佐土原は、192センチ97キロのスモールフォワード兼パワーフォワード。東海大学在学中に特別指定選手として広島でプレーし、2021年に加入した。今シーズンは平均2.7得点1.2リバウンドを記録していた。2023年度3x3男子日本代表候補選手に選出され、18日より合宿に参加している。

 退団に際し佐土原は、「大学生の時から約3シーズン広島ドラゴンフライズでプレーできてとても楽しく、僕自身も成長することができました。今後、また皆さんの前でプレーするのを楽しみにしています。引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします」と振り返った。

 また、岡崎修司ゼネラルマネージャーは退団に至った経緯を「プレータイムの大幅な減少」であり長期的な話し合いの結果「広島以上に重要な役割として求められる別のクラブで挑戦する方が良い」との結論に至り、「可能性のある若手が退団となったことについては、全て編成側の責任であると考えております」と説明した。

 続けて以下のようにコメントしている。

「特別指定選手期間におけるシーズンを含めると、広島で3シーズンに渡ってプレーをしてくれました。加入当初に低迷期の広島に新たな風を吹かせ、広島の未来を明るく照らしてくれただけでなく、今シーズンにおいては、シーズン前半のアジア特別枠の選手がうまくチームにフィットしない中で、ローテーションの核となり、チームを支えてくれました。横浜との開幕節ではブザービーターのシュートでチームを勝利に導くなど、彼の活躍や成長に感動を覚えた方も多かったのではないかと思います。

 ドラフラベースが完成してからは、本当に多くの時間を体育館で過ごしており、日々努力する姿は今後の可能性を感じさせる選手であったことは間違いありません。B1最下位の低迷期からCSを争うリーグ上位のクラブとなったドラゴンフライズの成長過程をともにした佐土原選手には、本当に感謝をしております。学生時代から一緒に戦ってきた仲間との別れは、寂しく、チームにも損失になるかと思いますが、彼のキャリアのために前を向いて送り出したいと考えています。佐土原選手の今後の活躍を心から祈念しております」

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