2023.05.25

佳境を迎えるCS…島田チェアマンがセミファイナルを振り返り「ファイナルにふさわしい対戦カード」

『島田のマイク』第134回が公開
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 5月25日、Bリーグ・島田慎二チェアマンのポッドキャスト番組『島田のマイク』第134回が配信。今回は先週末に行われたB2プレーオフファイナルの様子や、B1チャンピオンシップセミファイナルの様子を振り返り、ファイナルに向けた展望を語った。

 番組冒頭では今シーズンのBリーグキャッチコピーである「こころ、たぎる」から派生して「たぎり過ぎちゃうファイナル」と「たぎり疲れ」という新語が誕生するほどにチャンピオンシップが盛り上がりを見せているという話題からスタートした。リスナーからのお便りを紹介後、20日、21日に行われた佐賀バルーナーズ長崎ヴェルカのB2プレーオフファイナルを振り返った。

 佐賀アリーナで開催されたB2プレーオフファイナルの印象について、島田氏は佐賀と長崎の隣県同士の戦いとなったことで「ものすごい応援合戦だった」と話す。B1昇格が決まったことによりメディアの露出が増え、B2史上最多となる7532人を動員。ホームである佐賀とアウェーの長崎の応援が半々であったと振り返った。まさに「これからB1で九州ダービーが始まるぞ」と印象付けるファイナルだったと話す。

 また、来場していた佐賀県知事の山口氏や、佐賀市長の坂井氏、長崎県知事の大石氏らが「ものすごい熱量を持っている」と振り返り、「B2クラブであり地方都市の佐賀県であの空間が生まれている、この世界観を作れていることはすごいこと」と熱く語った。「九州のバスケ界にとってもターニングポイントになる素晴らしいファイナルだった」と称賛した。

 続いてB1チャンピオンシップセミファイナル、琉球ゴールデンキングスvs横浜ビー・コルセアーズを振り返り、チャンピオンシップ初出場となった横浜は「あの琉球と互角に渡り合った。可能性を感じさせる若さとチームワーク」があったと話した。琉球については「ホームの力、キングスの空気感に戻っていた」と印象を語る。「層の厚さ、今村のエースとしての存在感、状況を一変させる力がある岸本」とそれぞれの選手を褒め称え、「新しい歴史を刻んだ横浜を退けた琉球の安定して勝つ力」と絶賛した。

 一方、千葉ジェッツアルバルク東京については、結果的に「千葉の強さが際立った」と振り返り、千葉Jはクォーターファイナルの広島戦で窮地に立たされたが、そこからの修正力が素晴らしく、「GAME1に緊張感を持って挑んだ結果が勝利につながった」と話した。またA東京については「ケガ事情は苦しい、強いアルバルクであることは変わらないので来シーズンまた強いアルバルクが戻ってくる」と期待を寄せた。

 ついに今週末に迫るチャンピオンシップファイナルについては「名勝負を勝ち抜いて来たファイナルにふさわしい対戦カード」と述べ、「実力は拮抗している。勝ちたいと本気で思っているチームが勝利をたぐり寄せる」と予想した。最後は「日本全国たぎってもらいましょう!」と明るく番組を締めくくった。

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