京都ハンナリーズは5月25日、澁田怜音と2023－24シーズンの選手契約が基本合意に達したことを発表した。

　現在24歳の澁田は、175センチ71キロのポイントガード。盛岡南高校、駒澤大学在学中に岩手ビッグブルズと佐賀バルーナーズで特別指定選手としてプレーし、2021－22シーズンに滋賀レイクスターズ（現滋賀レイクス）へ加入した。翌シーズンに新潟アルビレックスBBへ移籍。48試合の先発を含む57試合に出場し、1試合平均6.4得点1.2リバウンド3.1アシストを記録した。

　シーズン終了後、契約満了に伴い自由交渉選手リストに公示され、新潟とも交渉を続けていたが、新天地が京都に決まった澁田はクラブを通じて「まず初めに京都ハンナリーズでプレーする機会をいただいた松島社長はじめ、渡邉GM、ロイ・ラナコーチに心から感謝しています。僕の人生のモットーは『3ピース』です！ 京都ハンナリーズに関わる全ての方々に優しさをもって誠心誠意バスケットに向き合いたいと思います！ プロバスケット選手として、1人の人間として成熟できるシーズンにしたいと思います。共に登りましょう！」と意気込みを語った。

　また、松島鴻太代表取締役社長、渡邉拓馬ゼネラルマネージャー、ロイ・ラナヘッドコーチは次のようにコメントした。

「新潟で若くしてキャプテンを務め、素晴らしい経験を積んだ澁田選手を京都ハンナリーズに迎え入れることができ、心より嬉しく思うと同時に、決断してくれた澁田選手に感謝の気持ちでいっぱいです。リーダーシップ溢れるプレー、バスケットボールに真摯に向き合う姿勢や彼の人間性は非常に定評があり、我々はクラブの更なる発展・躍進の為に彼を必要としています。必ずクラブに素晴らしい影響を与え、ウイニングカルチャーの構築に貢献してくれると確信しています。そして我々も澁田選手の更なるキャリアアップに貢献して参ります」（松島代表取締役社長）

「京都にフィットする情熱を持った澁田選手の加入を嬉しく思います。澁田選手にとって、今回の選択はとても難しい判断だったと思いますが、この選択が正しかったと新潟のファンの皆さんに言って頂けるようなパフォーマンスを披露してほしいと思います。持ち前のアグレッシブなプレイスタイルを軸にロイHCの元、更なるレベルアップをし京都になくてはならない選手に成長してほしいと思います。クラブは澁田選手の新たなチャレンジをサポートして行きますので、ファンの皆さんも温かく迎えて入れて欲しいと思います！」（渡邉GM）

「若く有能で、ハードにプレイする澁田選手が新しく我々のプログラムに加入することになり、エキサイトしています。彼のタフさや強い向上心は我々が目指す育成マインドにも上手くフィットすると思います。澁田選手のディフェンスのタフさやシュート力が加わる事は共に登るチームの手助けになることでしょう！」（ラナHC）

　なお、京都は信州ブレイブウォリアーズから岡田侑大、川崎ブレイブサンダースから前田悟を獲得。澁田は3人目の新戦力となる