2023.05.25

【千葉Jvs琉球】小細工なしの真っ向勝負! 前人未到の三冠か、悲願の初優勝か

元バスケットボールキング編集部。主に国内バスケ(Bリーグ、高校・大学バスケ)を中心に取材活動中。バスケでオウンゴールしたことあります。

千葉ジェッツvs琉球ゴールデンキングス(@横浜アリーナ)
GAME1:5月27日12時 GAME2:5月28日13時10分 GAME3:5月30日19時5分 ※2戦先勝方式

 史上初の三冠か、待望の初優勝か――。横浜アリーナでの「日本生命 B.LEAGUE FINALS 2022-23」へ駒を進めたのは、千葉ジェッツ琉球ゴールデンキングスだ。

「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」では東地区を制した千葉Jが全体1位、西地区6連覇を達成した琉球が全体2位での出場。両者は「第98回天皇杯全日本バスケットボール選手権大会」のファイナリストでもあり、2022-23シーズンのベストチームが勝ち上がってきたと言えるだろう。

 千葉Jは4度目となる決勝の舞台。琉球の強みであるフィジカルと高さにも対抗できる戦力をそろえ、前人未到の天皇杯と地区優勝、そしてリーグ制覇の三冠へ視界は良好だ。

 リーグ優勝と天皇杯を獲得している千葉Jに対し、Bリーグ発足後の琉球は未だ日本一に届いていない。昨シーズンのファイナルは2連敗で準優勝。今シーズンの天皇杯決勝でも千葉Jに敗れているため、並々ならぬ思いで2年連続の大舞台に挑む。そのため、千葉Jが偉業を達成するには、心の隙きをなくし、相手よりも強い意志を示すことが重要になる。

 琉球が最も警戒しなければならないのは、千葉Jの3ポイントシュートだ。選手全員が迷わず射抜いてくる長距離砲は、チャンピオンシップの直近5試合で計72本記録しており、成功率も40.2パーセントを誇る。琉球としては「3失点よりも2失点」という意識で守り、攻撃ではクラッチタイムでの岸本隆一今村佳太の勝負強さが問われるだろう。

 頂点をかけた最後の戦いは、小細工なしの真っ向勝負。“あと2勝”をつかむために、ココロを、想いを、持てるものすべてをぶつける。

文=小沼克年

■ロスター
・千葉J(HC:ジョン・パトリック)
富樫勇樹
小川麻斗
ヴィック・ロー
高橋克実 ※特別指定
二上耀
西村文男
大倉颯太
佐藤卓磨
ギャビン・エドワーズ
ラシードファラーズ
荒尾岳
原修太
ジョン・ムーニー
クリストファー・スミス
米山ジャバ偉生

・琉球(HC:桶谷大)
ジョシュ・ダンカン
コー・フリッピン
アレン・ダーラム
渡邉飛勇
松本礼太
岸本隆一
松脇圭志
田代直希
今村佳太
カール・タマヨ
小野寺祥太
ジャック・クーリー
牧隼利

この試合の他の記事

BASKETBALLKING VIDEO