2023.05.27

第1戦で惜敗した千葉J…エースの富樫勇樹は「ここでギブアップするようなチームではない」

31得点8アシストを挙げた富樫(中央)[写真]=池川昭宣
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 5月27日に横浜アリーナで「日本生命 B.LEAGUE FINALS 2022-23」第1戦が行われ、東地区1位の千葉ジェッツと西地区1位の琉球ゴールデンキングスが激突。史上初の3冠を狙う千葉Jは琉球と2度のオーバータイムを戦うも、最終スコア93-96で惜しくも1勝を先取された。

 この試合、千葉Jの富樫勇樹は両軍トップとなる44分51秒のプレータイムを記録し、ゲームハイ31得点に加え8アシストをマーク。試合後の記者会見に出席したエースガードは、すでに第2戦へ焦点を合わせていた。「ここでギブアップするようなチームではないので。もう1度チームが一つとなって、明日は戦えたらなと思います」。

 どの選手が出ても3ポイントシュートを狙えるのが千葉Jの強みの1つだが、琉球とのGAME1では29本中9本(31.0パーセント)の成功と、思うようにスコアを伸ばせず。富樫も長距離砲が警戒されていることは感じていたようで、「簡単に打たせてもらえなかったというのが事実」と語っている。

富樫も3Pは12本中3本の成功にとどまった[写真]=池川昭宣

 それでも、「ファイナルで何もかもうまくいくわけではない」と、しっかりと結果を受け止めている。「しっかり修正して、明日にもう1回臨めればなと思います」。

「2勝したほうが優勝というルールなので、初戦が大事なことは理解していますけど、終わったわけではなく。ここからカムバックして2連勝できると思っています」と次戦に向けて意気込んだ富樫。「やるべきことをやるしかない」と、その表情は並々ならぬ覚悟をうかがわせた。

 クォーターファイナルでは広島ドラゴンフライズに第1戦で敗れるも、その後は2連勝でセミファイナル進出を決めた千葉J。追い込まれた状況でも実力を発揮し、ぜひとも第3戦までつなげる勝利をつかんでもらいたい。注目の第2戦は、28日の13時10分にティップオフ予定だ。

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