2023.06.08

「全員が自分の仕事に誇りを持っていた」番組独自MVPの森井健太が横浜BC躍進の1年を振り返る/B MY HERO!

番組独自のMVPに選出された横浜BC・森井健太 [写真]=B.LEAGUE
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 Bリーグ応援番組『B MY HERO!』の2022-23シーズン最終回が6月6日に配信され、番組独自のMVPに選出された横浜ビー・コルセアーズ森井健太が生出演。クラブ史上初のチャンピオンシップ進出を果たした今シーズンを振り返った。

 ポイントガードを務める現在27歳の森井は、レギュラーシーズン全60試合に出場し、1試合平均2.2得点4.9アシストをマーク。先発出場は加入3シーズン目にして最少の10試合にとどまったものの、新人賞やMVPなど個人6冠に輝いた河村勇輝らとともに、クラブ史上初のチャンピオンシップ出場権獲得に大きく貢献。番組内ではシーズン開幕当初からその活躍ぶりに熱視線が送られ、「俺たちの森井」「森井組」といったワードも誕生してきた。

 クラブ史上最高位の中地区2位でレギュラーシーズンを終えた今シーズンの戦いについて、チームのキャプテンも務める森井は「シーズン中盤から終盤にかけて、チーム全員がステップアップして良いチームになっていったんじゃないかと思います」と総括。

 浮上するチームの中心にいたのは、新人賞とMVPのダブル受賞というBリーグ史上初の快挙を成し遂げた河村だったが、「彼(河村)がいるという強みを中心にチーム作りを進めてきたんですけど、今年は昨年のチームから大幅にメンバーを変えることなく継続した選手も多かった。そういう意味では去年からの積み上げというのが少しずつ形にできたシーズンだったのかなと思います」と、チーム全体の成長が躍進につながったとの見方を示した。

 また、“森井組”を自称する番組MC陣から感嘆の声が漏れるなか、森井の視点から見た“ビーコルMVP”に話題が及ぶと、「全員がMVPかなと思っています」と回答。「今年のビーコルは全員が自分の仕事に誇りを持ってやっていたと思いますし、みんなの関係性が良い結果につながったんじゃないかと思います」と、改めてチーム一丸で「CS進出」という目標を成し遂げたことを強調した。

シーズン後半には自身も負傷しながらチームをけん引した森井 [写真]=B.LEAGUE

 シーズンを振り返れば、プロ契約を結んだ河村の存在感が増す一方で、森井自身は途中出場でチームを支える役回りに。それでも、レギュラーシーズンが佳境に突入した4月には、河村とキング開が故障に見舞われた影響で9試合連続の先発出場。CSでもプレータイムを減らした河村に代わって、チームをけん引する姿が光った。「みんな僕の背中を見てプレーすると思っていた」というキャプテンは、苦しいチーム状況で奮闘した日々を次のように振り返った。

「その時にちょうど顔面をケガしていたので痛々しい感じだったんですけど、こういう辛い時こそ自分がどうできるかというのがチームの底力だと思っていたので、もうやりきるしかないなと。本当にいい形で(河村)勇輝だったり(キング)開だったりケガ人が治って強いビーコルにしたいと思ったので、そこまでは絶対に支えようと思っていました」

 プレーのみならず精神的支柱としてもチームを支えた森井は、歴史的なシーズンを共に作り上げたブースターの存在にも言及し、「終盤は満員の試合が増えましたし、ビークラップの音が本当にすごかった。負けている展開も多かったんですけど、『この声援があれば勝てるぞ』とチーム内でもなっていたと思いますし、そういった力が僕らの結果につながった」と後押しに感謝。新シーズンへ向けて「さらに上に行けるように自分たちも頑張りますので、また熱いビークラップ、声援をよろしくおねがいします」とブースターに呼びかけた。

クラブ史上初のCSはセミファイナル敗退…夢の続きは来シーズンへ [写真]=B.LEAGUE

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