2023.06.09

群馬クレインサンダーズが優勝経験あるコー・フリッピンを獲得…辻直人に続く2人目の新戦力

琉球から群馬への移籍が決まったフリッピン [写真]=B.LEAGUE
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 群馬クレインサンダーズは6月9日、琉球ゴールデンキングスを退団したコー・フリッピンと、2023-24シーズンの選手契約を締結したと発表した。

 日本国籍を持つ現在26歳のフリッピンは、188センチ75キロのポイントガード兼シューティングガード。ルーキーイヤーから千葉ジェッツの主力として活躍すると、翌2020-21シーズンには年間優勝を置き土産に琉球へと移籍した。

 琉球加入2年目となった今シーズンは、主にセカンドユニットの一角としてレギュラーシーズン57試合に出場し、1試合平均4.6得点2.4アシスト0.9スティールを記録。チャンピオンシップファイナルの第2戦では、古巣の千葉Jを相手にチーム最多の21得点をマークし、ファイナルMVPを受賞する活躍でクラブ史上初の年間優勝に貢献した。

 今回の発表に際して、フリッピンは次のようにコメントした。

「群馬ファンの皆さん、こんにちは!今季からクレインサンダーズに加入することになりました。とてもワクワクしています!群馬はバスケットボールの素晴らしい文化を築いているクラブで、私 も貢献したいと思っています! このような機会を与えてくださった群馬の関係者の皆様、ありがとうございます!」

 また、クラブはフリッピンについて次のように評価した。

「冷静なボールハンドリング、独特の緩急とステップワークを組み合わせたスピードのあるドライブ、広い視野から放たれる味方への的確なパスなど、力強さだけでなく総合的に高いパフォーマンスを発揮するフリッピン選手ですが、彼の持ち味はその粘り強いディフェンスにもあります。高い位置からプレッシャーをかけて相手のミスを誘発、スティールしてからの豪快ダンクという一連の流れは彼の得意のプレースタイルであり、ディフェンスからチームを鼓舞し、見る人を惹きつけ、会場に大歓声を呼び込みます。2022-23シーズンの年間チャンピオンの座を獲得し、FINALSのGAME2では21得点8アシストFT10/10本という大活躍で日本生命ファイナル賞を受賞したことは皆様の記憶にも新しいと思います。フリッピン選手がBリーガーになってから4シーズン、中断したシーズン以外の3シーズン全てでFINALSまで進出し、うち2回は優勝。華々しい功績だけでなく、チャンピオンチームに必要なマインドと、ここぞという時の圧倒的な勝負強さを携え、群馬クレインサンダーズをチャンピオンチームに押し上げるべく決意を持って入団してくれました。元チームメイトも多い群馬クレインサンダーズで早々にフィットして、そのポテンシャルを遺憾なく発揮してくれることを期待しております。コー・フリッピン選手への熱い応援を何卒宜しくお願いいたします」

 群馬は8日に広島ドラゴンフライズを退団した辻直人との契約合意も発表しており、日本代表の経験もある大物ガードを相次いで獲得。2023-24シーズンへ向け大型補強を敢行している。

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