Bリーグ公認応援番組
『B MY HERO!』

このオフも移籍市場は激アツ! 多くの代表、主力クラスが新天地に赴いた。リーグの勢力図を書き換えるであろう注目の移籍選手をピックアップした。
文=大島和人
“BABA BOOM”がBリーグに帰ってくる! [写真]=伊藤大允
故障もが癒え、新天地にかける田中大貴 [写真]=B.LEAGUE
ジョシュ・ホーキンソン、ジェームス・マカドゥら強力インサイド陣との連携が構築されれば、止めようがないオフェンスになるだろう。昨シーズンは負傷に苦しんだが、今年1月に腰の手術を行い、プレシーズンでは元気な姿も見せている。
辻直人の加入を群馬は上昇の起爆剤にしたい [写真]=B.LEAGUE
ただし相手のDFがドライブに対応して中へ絞ったとき、「外」から決めるシューターを必要としていた。辻は広島に2シーズン在籍して改めて実力を証明。2022-23シーズンの3ポイントシュート成功率は38.7パーセントと決定力は健在で、試投数も1試合平均6.0本を記録している。彼がコートに立つことで「インサイドのスペースを空ける」効果も生まれる。実はパスの名手で、明るいキャラクターでもおなじみ。太田の新アリーナのお客を増やす貢献も期待できる。
万能戦士、ヴィック・ローがライバルチームへ移籍 [写真]=B.LEAGUE
オフェンスもインサイドのシュートも3ポイントともハイレベルで、昨季は1試合平均17.0得点を記録している。ただし「スコア以外」の貢献度が高く、ボールを自ら運び、試合の組み立ても担えるタイプだ。琉球では個の打開力を持つハンドラーとして、守備の「穴」を埋めるディフェンダーとして、2連覇への挑戦を助けることだろう。
日本代表を支えたジョシュ・ホーキンソンが新天地へ [写真]=B.LEAGUE
信州ブレイブウォリアーズでは勝久マイケルHCの下、状況判断的に洗練された、周りを生かせる選手になった。ただ沖縄アリーナでは世界の猛者に対してインサイドの守りややブロックショットで存在感を見せ、40分近くプレーしても強度が落ちず、試合を支配する存在になっていた。「タフさ」「上手さ」「賢さ」を兼ね備えた28歳のセンターは、外国籍も含めてB1屈指のレベルにある。ルカ・パヴィチェヴィッチHCのもとで、どのようなケミストリーを生み出すのか楽しみだ。