2022.05.04

【FE名古屋vs越谷】大型補強奏功のFE名古屋相手に越谷の下克上なるか…注目はインサイドの攻防

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

ファイティングイーグルス名古屋 vs 越谷アルファーズ(@名古屋市枇杷島スポーツセンター)
第1戦:5月6日18時45分 第2戦:5月7日15時
第3戦:5月8日15時(2戦を終えて1勝1敗の場合のみ開催)

 オフに大型補強を敢行したファイティングイーグルス名古屋は高い前評判通りに勝ち進み、42勝8敗という高い勝率でファイナルまでのホーム開催権を手に入れた。2018-19シーズンのB2プレーオフMVPである石川海斗のバックアップには笹山貴哉が控え、帰化選手のエヴァンスルークを獲得したことで外国籍選手の負担を減らすとともにラインアップの幅も広がった。移籍組の経験値に、林瑛司の成長で若手の勢いも加わったことは大きい。

 FE名古屋に先んじて昨シーズン積極補強に動き、B2昇格2シーズン目で3位に躍進した越谷アルファーズは、今シーズンから桜木ジェイアールスーパーバイジングコーチが指揮。外国籍選手の入れ替えや主力の相次ぐ故障などもあってやや安定感を欠いた印象は否めないが、特別指定選手として獲得した鎌田真がオールラウンダーに急成長。ワイルドカード2位の枠に滑り込み、下剋上を期す。

 両者ともに初めてB1ライセンスが付与されて昇格への士気が高まっているが、FE名古屋を昨シーズンのクォーターファイナルで撃破したのが越谷であり、さらにソウシェリフ松山駿がFE名古屋から越谷に移籍したとあって、2シーズン連続の激突は因縁めいたものも感じさせる。越谷は、レギュラーシーズン最後の3試合を欠場したアイザック・バッツのコンディションが最大のカギ。今シーズンの4度の対戦はすべて勝っているFE名古屋だが、昨シーズンの二の舞を避けるべくインサイドを支配したい。

文=吉川哲彦

■ロスター
・FE名古屋(HC:川辺泰三)
アンドリュー・ランダル
宮崎恭行
ストックマンJr. ケドリック
エヴァンスルーク
林瑛司
宮本一樹
会田太朗
石川海斗
野﨑零也
川島聖那
相馬卓弥
笹山貴哉
ジェレミー・ジョーンズ
ブライアン・クウェリ
鹿野洵生

・越谷(SVC:桜木ジェイアール
畠山俊樹
二ノ宮康平
横塚蛍
アイザック・バッツ
松山駿
長谷川智也
ソウ シェリフ
田村晋
鎌田真
ジャマール・ソープ
クレイグ・ブラッキンズ
飯田鴻朗
小林礼秧
落合知也

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