2022.05.05

【仙台vs福島】堅固なディフェンスが持ち味の仙台…福島は長距離砲で切り崩せるか

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

仙台89ERS vs 福島ファイヤーボンズ(@ゼビオアリーナ仙台)
第1戦:5月7日15時 第2戦:5月8日14時
第3戦:5月9日19時(2戦を終えて1勝1敗の場合のみ開催)

 昨シーズンは3位決定戦で敗れたものの、ワイルドカードからセミファイナルに勝ち上がってブースターの期待をふくらませた仙台89ERS。藤田弘輝ヘッドコーチが就任した今シーズンは、リーグ2位の1試合平均70.3失点という堅固なディフェンスを武器に大崩れすることなく白星を重ね、福島ファイヤーボンズとの東地区2位争いを制してクォーターファイナルのホーム開催権を手にした。22勝4敗というホームでの高い勝率は有利な材料。B1復帰に向け、今までで最大のチャンスと言っていい。

 その仙台に挑むのが、地区2位を争った福島だ。就任6シーズン目の今シーズンからはGMも兼ねる森山知広HCが、各ポジションをバランス良く補強。開幕当初は1勝1敗の節が続いたが、シーズン中盤には9連勝も記録するなど上向いていき、最終的には2017―18シーズンを上回るクラブ史上最高勝率を残した。インサイドの攻守の柱であるジェイソン・ウォッシュバーンが軸となるが、日本人選手も個々の役割の遂行力が高く、特にオフェンス面では波に乗ると怖い存在だ。

 今シーズンの対戦は3勝3敗と五分だが、直近の第31節は仙台が福島のオフェンスを封じ、ホームで連勝。加えて、レギュラーシーズンを8連勝で締めくくるなど、仙台は勢いづいた状態だ。福島は第31節を欠場したエリック・マーフィーの働きがポイントになることは間違いなく、成功率でリーグ5位に入った3ポイントシュートで仙台を慌てさせることができるか。

文=吉川哲彦

■ロスター
・仙台(HC:藤田弘輝)
デビン・オリバー
岡田泰希
澤邉圭太
月野雅人
寺澤大夢
寒竹隼人
渡辺翔太
ジャスティン・バーレル
荒尾岳
田中成也
ジェロウム・メインセ
神里和
片岡大晴

・福島(HC:森山知広)
エリック・マーフィー
ウォールジャスパー ジェームス
友利健哉
長谷川智伸
村上慎也
神原裕司
山内翼
アレックス・マーフィー
橋本尚明
菅野翔太
水野幹太
市岡ショーン
ジェイソン・ウォッシュバーン

この試合の他の記事

BASKETBALLKING VIDEO