2022.05.05

【熊本vs西宮】ピークとハミルトンの二枚看板は脅威…西宮は日本人選手のオフェンスに期待

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

熊本ヴォルターズ vs 西宮ストークス(@熊本県立総合体育館)
第1戦:5月7日17時 第2戦:5月8日14時
第3戦:5月9日19時(2戦を終えて1勝1敗の場合のみ開催)

 過去にB1・B2入替戦に進んだ実績を持ちながら2シーズン続けて勝率5割を切り、危機感を募らせた今シーズンの熊本ヴォルターズは、LJ・ピークジョーダン・ハミルトンという昨シーズンのB1を沸かせた強力な外国籍選手を獲得。開幕4試合目にハミルトンが負傷するアクシデントもあってシーズン前半はもたついた印象もあったが、ハミルトン復帰後の二枚看板の破壊力は凄まじく、100点ゲームは13度を数えた。最後まで地区優勝を争い、2位に甘んじたとはいえクォーターファイナルをホームで開催できるのは心強い。

 その熊本としのぎを削ったのが、B1経験のある西宮ストークス。谷直樹らチーム草創期を知るメンバーに今シーズンは中西良太が戻り、川村卓也も獲得して選手個々の経験値はB2トップクラスとなった。上位チームとの対戦で優位を作ることができず、2シーズン連続の地区優勝は逃す結果となったが、レギュラーシーズン最終戦の勝利でプレーオフ第5シードの枠を確保。今シーズン2勝4敗と負け越した熊本へのリベンジを期すと同時に、昨シーズンまさかの敗退に終わったQF突破を狙う。

 西宮にとって有利な材料は、熊本戦の2勝がいずれもアウェーという点。その2試合は熊本がハミルトンを欠く状況だったとはいえ、川村や今野翔太といった日本人選手の得点力が目立ったのも事実だ。木田貴明佐々木隆成の存在感も光る熊本を相手に、日本人選手がアグレッシブにシュートを打つ姿勢が求められる。

文=吉川哲彦

■ロスター
・熊本(HC:ドナルド・ベック)
加藤嵩都
ファイ サンバ
磯野寛晃
柿内輝心
LJ・ピーク
木田貴明
本村亮輔
藤澤尚之
佐々木隆成
ジョーダン・ハミルトン
ウィタカ ケンタ
古野拓巳
ベンジャミン・ローソン

・西宮(HC:マティアス・フィッシャー)
川村卓也
今野翔太
松崎賢人
濵高康明
谷直樹
渡邊翔太
中西良太
道原紀晃
福田真生
デクアン・ジョーンズ
シェイク・ムボジ
劉 瑾
シャキール・ハインズ

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