2022.06.27

福島がスラダン奨学生の猪狩渉、韓国人プレーヤーのチョン・ギボムと契約合意

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 福島ファイヤーボンズは27日、猪狩渉、チョン・キボムと2022-23シーズンの選手契約が合意に至ったと発表した。背番号は猪狩が「4」、チョンが「7」に決定している。

 地元・福島県出身で現在26歳の猪狩は、168センチ72キロのポイントガード。2015年にスラムダンク奨学金8期生として渡米し、2016年から2019年まで福島に所属した。その後再びアメリカへ渡り、直近ではThe Basketball Leagueのダラス・スカイラインでプレーした。

 韓国出身で現在28歳のチョンは、188センチのPG。2017年にソウル・サムソン・サンダーズに入団し、韓国国軍体育部隊尚武を経て2021年にサンダーズへ復帰。だが、今年1月に韓国国内で飲酒運転を犯して引退となっていた。

 福島はチョンとの契約に際し、以下のとおりコメントしている。

「彼は今年の1月に韓国国内で飲酒運転を犯し、引退した選手です。KBLでのプレーの可能性はなく、日本で再起させてもらえるチャンスはないかとアプローチを受けました。

 クラブとして状況確認の上、KBL、代理人、本人と十分にコンタクトを取りBリーグへの確認を進めた結果、韓国及びKBLで下された処罰を受けていること、本人の反省が認められ免許取り消し期間が半減され復帰していること、Bリーグとしても現在のチョン選手の状態であれば受け入れについて問題がないと回答をいただけたことから、チョン選手との契約を進める運びとなりました。

 クラブとしては彼に再起の機会を与え、チョン選手の教育と国内での生活サポートを責任をもって実施して参ります。一度過ちをおかしたチョン選手ですが、このセカンドチャンスを生かし自分の力で存在価値を証明することを期待しています。そしてファイヤーボンズのB1昇格を共に成し遂げたいと思います。今後とも福島ファイヤーボンズならびにチョン・ギボム選手への応援をよろしくお願い致します」

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