2023.05.03

【長崎vs熊本】西地区2位と3位の“九州ダービー”…熊本はウッドベリーが万全で臨めるか

[写真]=B.LEAGUE
2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

長崎ヴェルカvs熊本ヴォルターズ(@佐世保市体育文化館)
GAME1:5月5日16時5分 GAME2:5月6日16時5分 GAME3:5月8日19時 ※2戦先勝方式

 昨シーズンは他を圧倒してB3優勝を果たし、B2でも快進撃が期待された長崎ヴェルカ。しかし、シーズン序盤にパブロ・アギラールが戦線離脱した影響は大きく、前半戦は佐賀バルーナーズに4敗を喫するなど星が伸びなかった。中盤には松本健児リオンも故障に見舞われたが、シーズン最後の23試合を19勝4敗で乗りきり、西地区2位、リーグ全体4位で「日本生命 B.LEAGUE B2 PLAYOFFS 2022-23」のクォーターファイナルホーム開催権は確保した。榎田拓真とシーズン途中加入の小針幸也が計算できる戦力になり、松本も復帰。プレーオフでいよいよ本領を発揮する。

 遠山向人ヘッドコーチ体制となった熊本ヴォルターズは、主軸の移籍に加え、5シーズンぶりに戻ってきたテレンス・ウッドベリーを筆頭に外国籍選手が相次いで故障に見舞われ、昨シーズンはリーグトップだった得点力がダウン。しかし、新人の山本翔太など若手が着実に成長し、終盤はソウシェリフが外国籍選手の穴を埋める活躍を見せ、西地区3位でフィニッシュした。昨シーズンまで何度もはね返されてきたプレーオフの壁に改めて挑む。

 長崎からは6度の対戦で2勝を挙げている熊本だが、まずは外国籍選手3人がそろうかどうか。特に、1カ月間、試合から遠ざかっているウッドベリーの状態が万全なら、長崎を慌てさせることができるだろう。対する長崎では、シーズン後半に得点を伸ばした髙比良寛治に要注目。第22節の熊本戦では今シーズン最多の20得点を挙げており、その再現を期待したい。

文=吉川哲彦

■ロスター
・長崎(HC:前田健滋朗)
松本健児リオン
小針幸也
山本エドワード
狩俣昌也
マット・ボンズ
パブロ・アギラール
ディクソンジュニアタリキ※インジュアリーリスト
高比良寛治
ジョーダン・ヘディング
近藤崚太
野口大介
ウィタカ ケンタ
ジェフ・ギブス
榎田拓真
山崎凜

・熊本(HC:遠山向人)
山本翔太
山本柊輔
ジャメール・マクリーン
磯野寛晃
菅澤紀行
長島蓮
本村亮輔
谷口光貴
ソウ シェリフ
田渡凌
テレンス・ウッドベリー
ベンジャミン・ローソン
神里和

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