2023.05.18

【A千葉vs西宮】白星で締めくくりたい両者…西宮はターンオーバー削減が勝利の大前提

B2プレーオフ3位決定戦でアルティーリ千葉と西宮ストークスが激突 [写真]=B.LEAGUE
2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

アルティーリ千葉vs西宮ストークス(@千葉ポートアリーナ)
GAME1:5月20日15時 GAME2:5月21日15時 GAME3:5月22日19時 ※2戦先勝方式

 昨シーズンはコロナ禍で中止となってしまったB2プレーオフ3位決定戦。B1ライセンスを保持するチーム同士が実際に激突するのは、島根スサノオマジックがB1復帰を決めた2018-19シーズン以来ということになるが、今回は「日本生命 B.LEAGUE B2 PLAYOFFS 2022-23」のセミファイナルに敗れた時点で双方のB2残留が確定した。目標に手が届かず、モチベーションの面で難しいが、シーズンを勝利で終えることは重要だ。

 B2全体1位でプレーオフに進出したアルティーリ千葉は、互いに最短昇格をかかった長崎ヴェルカとの決戦に敗退。GAME1の開始2分余りでレオ・ライオンズを欠いたのは痛く、GAME2を取り返したとはいえ、GAME3でブランドン・アシュリーイバン・ラベネルの負担を軽減する術を見出せなかった。

 越谷アルファーズを撃破した西宮ストークスの勢いも、佐賀バルーナーズには通じず最後は力負け。ただ、GAME1は前半をリードで終え、GAME2も第3クォーター終了時点でリードと、チャンスは少なからずあった。2戦を通じたターンオーバーの多さと、GAME2の勝負どころでディフェンスリバウンドを確保できなかったことが悔やまれる。

 今シーズンの6度の対戦で西宮はすべて敗れているが、1点差が2度、4点差が1度。6試合のうち5試合で14本以上のオフェンスリバウンドを取った一方、6試合で計91個とターンオーバーを乱発した。佐賀戦の反省も活かしてシュートで終わるオフェンスの形をしっかり作り、接戦に持ち込みたいところだ。

文=吉川哲彦

■ロスター
・A千葉(HC:アンドレ・レマニス)
木田貴明
小林大祐
紺野ニズベット翔
藤本巧太
岡田優介
杉本慶
レオ・ライオンズ
鶴田美勇士
大崎裕太
ブランドン・アシュリー
大塚裕土
イバン・ラベネル

・西宮(HC:森山知広)
中西良太
松崎賢人
ジョーダン・ハミルトン
綱井勇介
濵高康明
谷直樹
渡邊翔太
川島聖那
道原紀晃
トレイ・ポーター
ジガ・ディメッツ
金田龍弥
杉山裕介

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