2016.12.19

女子ウインターカップ注目校①岐阜女子高校「昨年度王者は激しく守り、速攻で敵陣を切り崩す」

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 昨年の大会で、25回目の出場にしてついに頂点の座をつかんだ岐阜女子高校(岐阜県)。今大会はディフェンディングチャンピオンとして臨む初めてのウインターカップとなる。とはいえ、夏のインターハイに続いて、単独チームで臨んだ国体でも、やはり単独チームの桜花学園高校(愛知県)を相手に涙をのんだ。従って、目指すは昨年に続く「桜花学園の3冠阻止」だ。

 昨年の優勝を主力として味わった藤田歩とディヤイ・ファトーが今年のチームの中心。高さも強さもあるファトーのインサイドが攻守の要であることは言うまでもないが、藤田とキャプテン石井香帆のフロアリーダーとしての存在感もチームを支える大きな要素だ。チーム全員で激しく守り、速攻を繰り出すスタイルは、安江満夫コーチがこれまで築きあげてきた基盤である。

 初戦は聖和学園高校(宮城県)、高瀬高校(香川)の勝者と対戦。その後、八雲学園高校(東京都)か聖カタリナ学園高校(愛媛県)との対戦になると見られる準々決勝以降は、百戦錬磨の難敵が待ち受けている。「打倒桜花」の目標を果たすためには、揺るぎない自信が必要。持ち味の強固なディフェンスですべての相手を止め、自信を深めていかなければならない。

文=吉川哲彦

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