2017.08.03

優勝は「3年生のおかげ」、一途に攻め続けたU19代表の中田嵩基

FIBA U19バスケットボールワールドカップ2017を戦った福大大濠2年の中田嵩基 [写真]=山口剛生
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 8月2日にあづま総合体育館で行われた平成29年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会(インターハイ)の男子決勝で、福岡大学附属大濠高校(福岡県)が明成高校(宮城県)を61-60で下し、3年ぶりの大会制覇を遂げた。

 福大大濠2年の中田嵩基は、高校生として唯一U19男子日本代表に名を連ね、7月にエジプトで行われたFIBA U19バスケットボールワールドカップ2017へ参加。「自分がU19に入ったということもあり、決勝は少し力が入ってしまいました」と、試合後に苦笑いを見せた中田は、ゲームをとおして14本の3ポイントシュートを放ったが、成功は1本にとどまった。

 しかし、中田は自身の役割を果たしたと手応えを語る。「結果的には入りませんでしたが、自分が打つべきところで打てば、それがチームのリズムになります。自分がブレずにプレーを続けたということが、チームにとっては安心剤になったかなと感じています。ベンチからも、『お前が打て、お前がやれ』と指示がありました。エースとして、強気なプレーができるかかが大事でした」

 そんな中田は、優勝の要因は「チーム力」と明言。「準決勝は、自分や永野(聖汰)さんが5ファウルしてしまいましたが、横地(聖真)が踏ん張ってくれました。決勝でも自分のシュートが当たらなかったのですが、これまで不調だった土屋(大輝)が爆発してくれました」と話し、「(井上)宗一郎さんや(中崎)圭斗さんは、ゴール下でファウルせずにがんばってくれました。準決勝、決勝もすべて、あの人たち3年生のおかげで、自分たちはそれに乗っかったという感じです」と話し、チームメートへの尊敬と感謝を口にした。

福大大濠を引っ張った中田 [写真]=山口剛生

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