2017.10.19

6大会連続出場の正智深谷、主将の常田耕平はメインコートを目標に「後輩に何かを残したい」

コントロール、ラン、パス、シュートと様々なプレーを見せた常田 [写真]=青木美帆
大学時代より取材活動を開始し、『中学・高校バスケットボール』編集部を経て独立。メインフィールドである育成世代から国内バスケット全体を見つめる"永遠のバスケ素人"。

 10月14日、平成29年度 第70回全国高等学校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ2017)代表校を決める「2017ウインターカップ 全国高等学校バスケットボール選手権大会 埼玉予選会」の決勝が行われた。男子は正智深谷高校が昌平高校を93-67で破り、6大会連続のウインターカップ出場を決めた。

 第1ピリオドは昌平が中森優哉とホール百音アレックスを中心とした得点で20-21とリードしたが、第2ピリオド開始7分頃に、ホールが4ファウルでベンチに下がったのが痛かった。インサイドの大黒柱を失った昌平の弱みにたたみ掛けるように、正智深谷はそこから一気に7連続得点。常田耕平、山口大成、増田英寿らが自在に攻め、50-32と大量リードを奪った。第3ピリオドはダブルスコアの展開。昌平は最終ピリオドにホールをコートに戻したが、大差をひっくり返すことはできなかった。

準決勝の埼玉栄戦では得点、決勝ではオフェンスの起点としてチームの流れを作った中森(右) [写真]=青木美帆

豪快なダンクシュートに挑戦し会場をどよめかせたホール(6番)。卒業後はスラムダンク奨学生としてアメリカに渡る [写真]=青木美帆

 正智深谷のキャプテン、常田は「オフェンスは理想としているアーリーオフェンスができたけど、ディフェンスがまだまだ。毎ピリオド20点以下に抑えるのが目標なのに第1ピリオドは21点取られてしまったので」と決勝を振り返る。

 平成29年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)の3回戦で帝京長岡高校(新潟県)に惨敗して以来、正智深谷はずっと12月23日のウインターカップ開幕を意識した練習を重ねてきた。今年は全員がエースとして点を取りにいくチーム。その中でも成田靖コーチは特に常田、川口颯太のガード陣の機動力とその維持をウインターカップ上位進出のカギと捉えている。

 インターハイで左ひじを脱臼した渡部琉が10月に入ってようやく復帰し、ベストメンバーがそろった。常田は「1、2年時はベスト16で負けてメインコートに立てなかった。メインコートにより多く戦って後輩に何かを残したい」と抱負を語った。

長い治療期間からようやく復帰を果たした渡部。ウインターカップでの活躍が期待される [写真]=青木美帆

大会6連覇を達成した正智深谷。ウインターカップでは、まずはベスト8以上の成績を狙う [写真]=青木美帆

取材・文=青木美帆