福大大濠や明成らシード校が白星発進、昨年ベスト8の市立船橋は洛南の前に敗退/ウインターカップ男子2回戦

 12月25日、東京体育館で開催している「ウインターカップ2017 平成29年度 第70回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の大会3日目、男子は2回戦の計16試合が行われた。

 高校総体(インターハイ)の優勝校、福岡大学附属大濠高校(福岡県)は大黒柱の井上宗一郎が32得点23リバウンドの大活躍を見せ、93-74で日本航空高校(山梨県)に勝利。

9本のオフェンシブ・リバウンドも光った井上(福大大濠)[写真]=兼子慎一郎

 インターハイ決勝で福大大濠に60-61と惜敗し、冬の日本一を狙う明成(総体2/宮城)は、八村阿蓮の29得点15リバウンドを筆頭に、計5人が2ケタ得点を挙げるなど104-56で前橋育英高校(群馬県)を下した。

明成はリバウンド本数で47-26と圧倒[写真]=兼子慎一郎

 昨年のウインターカップ覇者、福岡第一高校(福岡県)は正智深谷高校(埼玉県)を99-63、同3位の北陸学院高校(石川県)は九州学院高校(熊本県)に88-78で、それぞれ勝利し3回戦進出。

 その一方で、今年のインターハイでベスト8入りを果たした帝京長岡高校(新潟県)は、県立豊浦高校(山口県)を相手に苦戦。この試合で31得点5アシストを記録した喜志永修斗、21得点9リバウンド4スティールを奪った田中壱歩の活躍もあり、第3クォーター終了時点で50-51とリードを許す展開。それでも、最終クォーターで34得点と一気に巻き返し、84-65で勝利した。

17得点7アシストを記録し、勝利に貢献した帝京長岡の祝[写真]=兼子慎一郎

 保泉遼野﨑由之の2人で11本の3ポイントシュート成功を含む計50得点を挙げた船橋市立船橋に対し、洛南高校(京都府)は津田誠人の25得点を含む計5人が2ケタ得点とバランスの良いオフェンスを展開し、最終スコア88-77で洛南が3回戦進出を決めた。

 26日は3回戦の8試合が組まれている。大会注目の大倉颯太率いる北陸学院がインターハイ王者の福大大濠へ挑む一戦や、明成×洛南といういずれも4度のウインターカップ優勝経験を誇る名門同士の試合が行われる。

■男子2回戦試合結果
福岡大学附属大濠高校(総体1/福岡) 93-74 日本航空高校(山梨県)
北陸学院高校(石川県) 88-78 九州学院高校(熊本県)
八王子学園八王子(東京都) 96-80 柳ヶ浦高校(大分県)
県立厚木東高校(神奈川県) 73-68 県立川内高校(鹿児島県)
中部大学第一高校(愛知県) 75-70 東海大学付属札幌高校(北海道)
日本大学山形高校(山形県) 66-65 県立長崎西高校(長崎県)
聖和学園高校(宮城県) 48-96 土浦日本大学高校(茨城県)
正智深谷高校(埼玉県) 63-99 福岡第一高校(福岡県)
帝京長岡高校(新潟県)84-65 県立豊浦高校(山口県)
北陸高校(福井県) 106-80 新田高校(愛媛県)
岡山学芸館高校(岡山県) 68-101 実践学園高校(開催地)
高知中央高校(高知県) 61-70 飛龍高校(静岡県)
県立広島皆実高校(広島県) 99-83 県立草津東高校(滋賀県)
美濃加茂高校(岐阜県) 61-66 県立秋田工業高校(秋田県)
船橋市立船橋高校(千葉県) 77-88 洛南高校(京都府)
前橋育英高校(群馬県) 56-104 明成高校(宮城県)

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