桜花学園がウインターカップ3位入賞、八雲学園を攻防両面で圧倒し快勝

八雲学園に快勝し、3位入賞となった桜花学園[写真]=兼子慎一郎

 12月28日、東京体育館で「ウインターカップ2017 平成29年度 第70回全国高等学校バスケットボール選手権大会」が開催。大会6日目の第1試合は、八雲学園高校(東京都)と桜花学園高校(高校総体2/愛知県)による3位決定戦が行われた。

 試合は、序盤からディフェンスで激しいプレッシャーをかけていった桜花学園が優位に進めていく。八雲学園の奥山理々嘉に対しては中でボールを持たせまいと、外に押し出すようにし、そこから出されるパスを狙う形で対応。この作戦が奏功し、奥山は前半わずか6得点に抑え込まれてしまう。桜花学園では藤本愛瑚が18得点(試合全体で24得点)、山本麻衣(同24得点)が13得点を挙げ、前半は49-25と24点のリードを奪う。

この試合の奥山は、16得点12リバウンドに抑え込まれた[写真]=兼子慎一郎

 後半に入っても流れは変わらず、桜花学園は藤本、山本に加え、坂本雅のドライブや平下愛佳のショットが効果的に決まり、点差はさらに開いていった。八雲学園は太田咲里奥山が奮闘を見せるも、高い放物線を描く鮮やかな3ポイントシュートもなかなかネットをくぐり抜けることができず、試合全体で27投中5本のみの成功(成功率18.2パーセント)に終わる。最後は桜花学園が83-50で八雲学園に勝利し、ウインターカップ3位入賞となった。

ドライブで八雲学園のディフェンスをかき回した山本[写真]=兼子慎一郎

■女子3位決定戦試合結果
八雲学園高校(東京都) 50-83 桜花学園高校(総体2/愛知県)

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