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「第12回スラムダンク奨学金」の奨学生に内定している木村[写真]=大澤智子
8月2日から8月7日にかけて愛知県の一宮市、小牧市、名古屋市で行われる「平成30年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会（インターハイ）」。『バスケットボールキング』では、今大会の男子注目選手8人をピックアップした。
■男子注目選手（8）木村圭吾（3年／八王子学園八王子高校／東京都）
八王子学園八王子高校の木村圭吾（3年）は関東屈指の点取り屋だ。高確率の3ポイント、切れのいいドライブ、体の強さを生かしたバスケットカウントが持ち味。「スラムダンク奨学金」の12期生に内定し、来年からはアメリカに留学する。
バスケットを始めたのは小学3年生。憧れは『スラムダンク』の沢北栄治だった。実践学園中（東京都）時代に全国中学校大会で優勝したが、当時は控えとしてプレーすることが多かった。中学3年の時に高まった海外志向を受け、ミニバス時代に練習によく訪れ、留学生とともにプレーできる八王子に進学した。
2年ぶりとなるインターハイで、チームを優勝に導けるか[写真]=大澤智子
石川淳一コーチいわく、「とにかく負けん気がすごくて、相手のプレーに対してもすぐやり返すタイプ」。強気さを前面に出したプレーをするのに、コートを離れるとはにかみ屋というギャップも面白い。
ドライブの威力を高めるために、オフ日にはウエイトトレーニングを実施。補食のおにぎりを増やすなどして5キロの増量に成功した。ウインターカップ後にはここぞという場面でのシュート力を高めるべく、1点差などのシチュエーションを想定しながらシューティングを行ってきたという。自分で課題を見つけだし、それに向けて努力できることが彼の最大の持ち味だ。
文＝青木美帆
