2018.10.22

日体大柏が5年ぶり2度目のウインターカップへ、インハイ8強の八千代松陰を後半に突き放す

2度目の全国大会出場を決めた千葉県代表の日本体育大学柏高校
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 10月20日に船橋アリーナにて「SoftBankウインターカップ2018 平成30年度 第71回全国高等学校バスケットボール選手権大会」の代表校を懸けた千葉県予選男子決勝が開催。5年ぶり2度目の出場を目指す日本体育大学柏高校が、夏のインターハイでベスト8進出を果たした八千代松陰高校と対戦した。

 ケイタ シェイク ボーバカー(3年)、ダォウダ ジャキテェ(2年)の留学生2人を擁する日体大柏は第1クォーター、八千代松陰の3ポイントに苦しみ、4点ビハインドで最初の10分間を終えた。続く第2クォーター序盤は、ともにシュートが決まらず重い展開となる。日体大柏は小市涼太(3年)が3ポイントとファストブレイクから得点を挙げて同点に追いついたが、終盤にジャキテェが3つ目の反則を犯してしまい流れを引き寄せられない。拮抗した展開となるも、前半は37-34で終了した。

 しかし、第3クォーターは澤田樹(3年)のアシストからジャキテェが決めて逆転に成功すると、開始4分31秒にはボーバカーが豪快ダンクをたたきこみ会場を沸かせる。八千代松陰のシュートも外れだし、終盤には飯塚環(3年)のバスケットカウント、ジャキテェのインサイドで一時点差を2ケタに。同クォーターを19-8とし、53-45で最終クォーターを迎えた。

八千代松陰はミスが目立ち点差を広げられた

 最後の10分間は飯塚がインサイドで踏ん張ってリードをキープ。対する八千代松陰は3ポイントで反撃を試みるも、いい形で打つことができず。点差を詰められる場面でのパスミスが続くと、日体大柏はその間、ボーバカーと澤田の連続得点、フリースローからも得点を伸ばして試合を決定づける。後半に流れをつかんだ日体大柏が、最終スコア81-62で勝利を収め、2013年以来となるウインターカップ出場を達成した。

「相手は外角のシュート力があるので、そこを粘り強く守る以外なかった。うちは留学生が2人いますが、勝負どころは飯塚ががんばってくれて流れが変わった。あとは4番の澤田が要所で点を取ってくれた」

 試合後、そう勝因を述べたのは日体大柏の野澤亨コーチ。2014年は準決勝敗退、過去3年間に至ってはいずれも市立船橋高校の前に決勝で涙を飲んできた同校。指揮官は「この3年間、市立船橋に負けてきましたが、やっとリベンジすることができてすごく嬉しいです」と目を細め、本戦へ向けては「また選手たちと一緒に練習をがんばって、千葉県の代表として1つでも多く勝ちたいです」と意気込みを口にした。

ファウルトラブルに陥るも、最後までインサイドを支えたダォウダ ジャキテェ(2年)

 2018年のウインターカップは12月23日から29日の期間、武蔵野の森総合スポーツプラザにて開催。日体大柏は主将を務める澤田と野澤コーチが挙げた課題、「外角のシュート精度」をどこまで克服できるかが、上位進出のカギとなるだろう。

【試合結果】
八千代松陰 62-81 日体大柏(@船橋アリーナ)
八千代松陰|22|15|8|17|=62
日体大柏 |18|16|19|28|=81

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