2018.12.18

ウインターカップピックアップ選手インタビュー①中村拓人(中部大第一)

ウインターカップへの意気込みを語った中村
中学や高校、大学などの学生バスケットをはじめ、トップリーグや日本代表と様々なカテゴリーをカバー。現場の“熱”を伝えるべく活動中。

いよいよ12月23日、「SoftBankウインターカップ2018 平成30年度 第71回全国高等学校バスケットボール選手権大会」が開幕する。今回は注目校に足を運び、コーチ、選手たちに大会への思いを聞いた。

男子1校目は4年連続(通算7回目)出場の中部大学第一高校(総体2位/愛知県)。インターハイ準優勝のチームに、同大会を欠場したU18日本代表の中村拓人が加わり冬の大舞台に挑む。「必ず優勝して監督に恩返しをしたい」と明かした中村を中心に栄冠を目指す。

インタビュー=田島早苗

――今年のインターハイは「FIBA U18アジア選手権大会2018」と大会期間が重なったことで、出場できませんでしたが、チームは準優勝でした。
中村 自分がいない時にチームは準優勝という結果を残し、それを聞いた時は素直にうれしいと感じました。それよりウインターカップで準優勝以上の結果を残さないといけないなという気持ちにもなりました。

――インターハイの試合はインターネット配信で(アジア選手権の開催地である)タイのバンコクでも見ていたのですか? 
中村 はい。見ていました。

――同級生たちのがんばりはどのように感じましたか?
中村 普段一緒にプレーしている時とは少し違ったプレーもしていて、そういった違う面もあるんだなと感じました。

――その奮闘にパワーをもらったのでは?
中村 同級生たちががんばっていたので、そこは自分も負けたくないという気持ちが出ました。

――今年、国際大会を経験していく中でプレー面での進化はありましたか?
中村 前までは(攻めが)ドライブばかりだったのですが、そこに1つジャンプシュートという武器ができたのかなと感じています。特にアジア選手権でドライブばかり行っていたら、高さでブロックされることが多くて。(ドライブに行くだけでなく)1つ工夫しようと思ってジャンプシュートに変えてみたところ、結構シュートが入るようになりました。そこはアジア選手権を機に変わりましたね。国体でも手応えはありました。

「優勝して恩返しを」。強い気持ちでウインターカップに挑む [写真]=加藤夏子

――ウインターカップに向けてはどのようなことに取り組んでいますか?
中村 ガードとしてオープンになった時のフリーの3ポイントシュートを確実にして、少ない中でも決めようと思い練習しています。シュートのタッチも良く、入ってきていると感じています。

――モチベーション、コンディションも上げてウインターカップに臨めそうですか?
中村 インターハイ、国体で準優勝という結果だったので、高校ラストとなるウインターカップに向けては、練習できる時間も少なくなっていく中でモチベーションは高くなっています。コンディションも良くなっていくと思います。

――ウインターカップではどのようにチームを引っ張っていきたいですか?
中村 キャプテンとして4番を背負っている以上、声で引っ張っていきたいです。その中でも最後自分にボールが回ってきた時に決めきることや、ルーズボールでハッスルすることなどは、キャプテンとして最後までやりきりたいと思います。

――相手からの厳しいマークも予想されます。
中村 ウインターカップまでの期間で(プレーの)完成度を高くして、相手のマーク以上のプレーをできるようにしたいと思います。

――ウインターカップで優勝するために、チームに必要なことは何だと感じていますか?
中村 最後は泥臭いルーズボールが勝負のカギになると思っているので、ルーズボールをどこのチームにも負けないように。泥臭いプレーをチームの1つの目標として、それをどんどんしていきたいと思います。

――中部大第一で戦う全国大会、中村選手にとってはウインターカップが最初で最後になります。意気込みをお願いします。
中村 地元開催のインターハイには出られなかったので、最後のウインターカップでは必ず優勝して監督に恩返しをしたいと思います。

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