2019.04.10

2019年の男子注目選手(2)岩下恵達(藤枝明誠)「あくなき向上心を持つポイントゲッター」

岩下は気迫のこもったハッスルプレーでもチームを盛り立てる[写真]=田島早苗
取材歴15年目でミニバス、中学、高校、大学、トップリーグに日本代表と様々なカテゴリーをカバー。現場の“熱”を伝えるべく活動中。

4月から新学期がスタートし、高校バスケ界では各チームにルーキーたちが加入。昨年の1、2年生も学年が1つ上がり、ここから本格的なチームづくりを図っていく。今回、バスケットボールキングでは2019年に注目すべき選手を独自にピックアップした。

■男子注目選手(2)岩下恵達(3年/藤枝明誠高校/静岡県)

「自分の中のブームはルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)。それまではNBAでも特に目指したいと思う選手はいなかったのですが、今はドンチッチのプレーばかり見ています」と、熱く語るのは藤枝明誠高校(静岡県)で主力を務める岩下恵達。ステップバックのシュートと3ポイントシュートが得意と語るポイントゲッターは、2月の「第32回東海高等学校新人大会」ではチームを6年ぶりの優勝に導く働きを見せた。

 だが、「阿部(桂)先生からは、1試合で30点を取るようにと言われているのですが、今大会は最高で22得点。全国大会になると得点源の選手が取らないと勝っていけないと思うので、これからインターハイに向けて30点以上取れるようにしていきたいです」と、優勝に浮かれることなく、夏に向けて気を引き締め直す。得点のみならず、気迫のこもったプレーも身上で、「あの時は、最後は気持ちだと思ったので、取れなくても自分の気迫でみんなを盛りあげれればいいなと考えて、飛びこみました」と、決勝戦終盤には足をつりながらも果敢にルーズボールに飛びこみチームメートを鼓舞した。

「ディフェンスにリバウンド、セットプレーも増やすこと」など、今後のことを聞くと、岩下の口からは次々と課題が並べられた。だが、「藤枝明誠の一番の長所は“伸びしろ”だと思います」と話すその表情は、壁を一つひとつ乗り越えることを楽しんでいるようであった。

写真・文=田島早苗

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