7月28日から8月2日にかけて鹿児島県で行われる「令和元年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)」。バスケットボールキングでは、“令和初”の高校チャンピオンを決する夏の全国大会を前に、今大会で見るべき注目選手をピックアップした。
■女子注目選手(7)山口里奈(3年/開志国際高校/新潟)
昨年、ベラルーシで開催された「FIBA女子U17ワールドカップ2018」に日本代表として出場した経験を持つ山口里奈は、開志国際高校が誇るポイントゲッター。高確率で決めるミドルシュートが最大の武器だ。6月の「令和元年度北信越高等学校体育大会バスケットボール競技会兼第58回北信越高等学校バスケットボール選手権大会」でも、大事な場面でこのシュートが火を噴き、チームを2年ぶりの優勝へと導いている。
「(大会の)初日は、シュート確率が良くなかったのですが、2日目(準決勝、決勝)は、しっかりとシュートを決めることができました」と、山口。また、「私は声をそんなに出すタイプではないのでプレーで引っ張っていこうと思いました」というように、劣勢の場面でもポーカーフェイスを崩さず、的確にシュートを沈める姿が印象的だった。
毎試合20得点を目標としており、「自分のシュートが入らなかった時に、“入らないなら仕方がないな”と思うのではなく、“次は決めに行く”という気持ちを忘れずにやっていきたいです」と、インターハイに向けて気持ちを引き締め直す。
北信越を制し、これで意気揚々とインターハイに挑む。山口自身、点取り屋としての役割を全国でも果たし、チームを初の優勝へとけん引したいところだ。
写真・文=田島早苗