2019.08.02

快進撃を見せベスト8の西原…崎浜秀勝コーチ、桜花学園に敗戦も「点差以上に選手たちを称えたい」

試合後、選手を称えた崎浜秀勝コーチ [写真]=兼子慎一郎
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 7月31日、鹿児島県薩摩川内市のサンアリーナせんだいにて、「令和元年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)」が開催。西原高校(沖縄県)は、女子準々決勝で桜花学園高校(愛知県)と対戦した。

 西原は、女王桜花学園を前に前半から25-51と出遅れ、その後も徐々に点差を広げられて67-110で試合終了。西原の夏は幕を閉じた。それでも西原は1回戦の埼玉栄高校(埼玉県)、2回戦の聖カタリナ学園高校(愛媛県)、 四日市商業高校(三重県)とすべて僅差で勝ち上がってきた。

 試合後に取材に応じた崎浜秀勝コーチは「小さくてもやれるということは出してくれたので、点差以上に選手たちの頑張りを称えたいです」と選手を称賛し、続けて「でももっともっとできるんだって、走り負けないように、バスケはシュートが入らないとね。シュートが入ればディフェンスももっとのるかなと思うんで、今日はシュートが入らなかったことが大きい」と敗因を述べた。

 西原には決して大きいと言える選手がいない。これに対し指揮官は「絶対的なセンターがいないので、全員がガードだって言って鍛えているので、そこをリセットして頑張っていきたいです」と話し、続けて「でも1回戦、2回戦、3回戦とこれだけのメンバーですごいなと私は思っているので」と一定の手応えを感じていた。

西原の快進撃はベスト8で幕を閉じた [写真]=兼子慎一郎

 また、桜花学園戦ではチーム最多の15得点をマークした知名祐里(3年)についても言及。

「私の指示をすべてやってくれるいいガードなので、日本代表になる器ですよ。でも1人でやるには限界があるので、周りがガードのサイズですから、そのくらいの選手がもう2人、3人いればもっと面白いバスケットができると思います。彼女ひとりだけではなく、ああいう子を日々の練習で増やしていきたいっていのがあるので。高校でガードとして抜てきして、1年生のスタートガードで使って、そこから勝ち始めているので、その積み重ねが今日の桜花戦に自信となって出ていた」と好評した。

 崎浜コーチはここまでの快進撃については「1番の要因は、背が無い分全員でディフェンスリバウンドっていう。全員ペイントエリアに入ってこいと。何が何でも入ってこいと。ルーズボールにもそうです。それが3回戦までよく出来てたかなと。全員でボール取りにいかないと相手に、セカンドチャンス与えてしまうので。相手にセカンドチャンスを与えないっていうの今回のテ―マだったので。今日は与えすぎたね」と笑って答え、「バスケットはオフェンスはうまくできなくても、ディフェンスは誰でもできるので、次のディフェンス頑張ろう、踏ん張ろうと言い続けてきたので、本人たちも意識してやってきてたので、それが今回のベスト8かなと」と分析した。

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