2019.10.09

宮城は福岡に敗れ2位で国体終了、主将を務めた加藤陸「積極性が足りなかった」

国体準優勝で終えた少年男子の宮城
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 10月4日に茨城県で開幕した「第74回国民体育大会 バスケットボール競技」。少年男子の部は8日に決勝戦が行われ、福岡県が宮城県を88-60で下して大会連覇を果たした。

 決勝で敗れた宮城は、第2クォーターから相手のゾーンプレスに苦しんで後半に差をつけられた。試合後、加藤陸(明成高校)は「ゾーンディフェンスになった時に自分たちが冷静に対応できなかった。人任せになってしまって自信を持ってプレーできずに終わってしまいました」と肩を落とした。

 7日の茨城県との準決勝では、15得点20リバウンドをマークする活躍を見せた加藤。しかし、この試合は「積極性が足りなかった」と、高さで勝る福岡のキエキエトピー アリ(福岡第一高校)を前に自分の役目を果たせず、40分間のフル出場で2得点7リバウンドに抑えられた。

主にインサイドで体を張り続けた加藤

 少年の部は、今大会から高校1年生と中学3年生のU16世代で構成されており、それに加えて早生まれの高校2年生が出場できる方式に変更。現在明成高校2年の加藤は、今大会で宮城のキャプテンを務めた。上級生として「小学校以来」という大役を任されたが、チームを優勝へ導けなかった加藤。大会を終えて「苦しい場面や大事な場面でもチームを盛りあげられるようにしたいです」と、今後の課題を見つけたようだ。

 今後は自チームに戻り、12月のウインターカップへ向けて日々練習に励む。今年の明成は、加藤も「能力が高く、個性豊か」と期待を寄せる菅野ブルース、山崎紀人、山﨑一渉の1年生トリオがいる。比較的若いチームでもあり、2年生の加藤はチームを引っ張る存在だ。冬の全国大会へ向け、加藤は「得点にもあまり絡めなかったので、もっと積極性を出したいですし、どんな状況でも冷静な判断でシュートまでいけるようにしたいです」とレベルアップを誓った。

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