2020.02.17

2020年も激しいバトル!岐阜女子を決勝で破った桜花学園が東海新人大会を4年ぶりに優勝

激戦を制して4年ぶりに優勝を果たした桜花学園。キャプテンの江村も勝利に笑顔を見せた[写真]=バスケットボールキング
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 2月15、16日の期間で「第33回東海高等学校新人大会」がOKBぎふ清流アリーナ及び大垣市総合体育館にて開催された。

 決勝はともに準決勝を快勝して勝ち上がった前回大会優勝の岐阜女子高校(岐阜県)と昨年のインターハイ、ウインターカップを制した桜花学園高校(愛知県)。2年連続の同カードとなった。

 先行したのは岐阜女子。速い展開からイベ・エスター・チカンソ、松本新湖らで得点を挙げていく。しかし、徐々にペースをつかんだ桜花学園も江村優有、前田芽衣らで決め返し、インサイドではオコンクウォ・スーザン・アマカがリバウンドシュートで加点。そのまま第1クォーターは桜花学園が3点リードで終了した。

 第2クォーターでもインサイドとアウトサイドでバランス良く得点を挙げた桜花学園。前半を終えて37―27と10点差を付ける。

 だが後半、岐阜女子の佐藤果歩の3ポイントシュートや積極的な1対1を見せるエスターらに得点を許すと、点差は4点に縮まってしまう。第4クォーターでは序盤に追い付かれ、そこからは一進一退の展開となった。

 それでも前田、佐藤多伽子らが踏ん張った桜花学園は、残り1分を切って3点のリードを奪う。その後、岐阜女子が決定打を欠く間に、残り16秒で佐藤がドライブからシュートを沈めて点差は5点に。残り5秒で岐阜女子に3ポイントシュートを許したものの、最後は2点を守り切り、桜花学園が4年ぶりに東海新人大会を制した。

ドライブを武器にリングにアタックした岐阜女子の松本[写真]=バスケットボールキング

 桜花学園は昨年のスターターが3人残る布陣。バックアップメンバーも含めてジュニアオールスターや全国中学校大会などで活躍した選手が多く、中学からのキャリアは豊富だ。そんなタレント軍団に対し、岐阜女子はここ数年チームをけん引してきた藤田和、林真帆(ともに3年生)らが抜け、主軸の顔ぶれは様変わりした。加えて中学のキャリアだけを見れば、桜花には敵わないのだが、最後は2点差での惜敗。

 これには「選手たちはどのくらい戦えるかというのが半信半疑でしたが、しっかりと真面目に向かえば戦えるということが分かったと思います。

 チームとしてのキャリアというか、チーム力。選手個々は経験が少ないかもしれませんが、チームとして経験を積んでいると思います」と安江満夫コーチは語った。

 試合では終盤の大事なところでフリースローの決定率が低かった岐阜女子。「それも力だと思います。普段の練習で入っていてもこういった場面で入れる力がまだないということ」と安江コーチ。だが、また新たに始まった1年間の戦いには「戦えるところまでは来ていると感じています。チームはこれから。ある意味、私もワクワクしています」と笑顔を見せていた。

 一方、優勝した桜花学園の井上眞一コーチは、「(岐阜女子が)アマカに対してしっかりとディフェンスをしてきました。(相手の)インサイドのディフェンスが良かったと思います」と試合を振り返った。

 加えて、今後に向けては「(昨年のチームから)平下(愛佳)、岡本(美優)と3、4番ポジションが抜けました。3番ポジションは佐藤(多伽子)が少し良くなってきましたが、4番がもう少ししっかりすること。それと、(5番の)アマカにはもっと点を取ってほしいと思っています」と課題を挙げていた。

 ここ数年、全国大会の決勝でも名勝負を演じる両チーム。2020年最初の対戦は、予想にたがわぬ熱戦となった中、桜花学園が僅差の勝負を制し、まずは直接対決で1勝を挙げた形となった。

 なお、3位決定戦は浜松開誠館高校(静岡県)が80―64で安城学園高校(愛知県)に勝利している。

気持ちのこもったプレーで浜松開誠館を引っ張る黒川[写真]=バスケットボールキング

大接戦の2回戦では32得点を挙げて勝利に導いた安城学園の近藤[写真]=バスケットボールキング

文=田島早苗