2020.02.20

「世界で戦うのも楽しい」と感じた林真帆。貴重な経験を積んで新たなステージへ

初めてのアメリカで様々な経験をした林真帆
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 NBAのオールスター・ウィークエンドが開催されたシカゴで、ウィークエンドと同じ14-16日、バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズ・グローバルキャンプが行われた。

 同キャンプには34カ国から16-18歳の計64人が参加。そのうち女子は15カ国からの24人。日本からは岐阜女子高校3年の林真帆が選ばれた。
 
 シカゴは前日の13日雪により飛行機の遅延やキャンセルが相次ぎ、林がシカゴに入る予定だった飛行機も大きく遅れた。そんな中翌日午前からのキャンプに参加。スキルトレーニングや試合に臨んだ。

 3日間のキャンプを終えて林は、「いろんなことを教えて頂いて、世界中の人たちと一緒にプレーすることでたくさんのことを吸収できたので、すごくいい経験になりました」と満足感溢れる表情を見せた。

 昨年8月には東京で行われた同グローバルキャンプ・アジアに参加し、参加者の中から14名が選ばれた最終日のオールスターゲームで最優秀選手に輝いた。しかし世界各国からの選抜選手による同キャンプでは「体のあたりとかそういうところから全然アジアの時と違った」と言う。試合では、自ら得点に行く他の選手の積極性に圧倒され、「世界で戦うにはもっと自分で得点を取ったりしていくことは必要だなと思いました」と林。シューターの林にとっては、パスが回ってこないとなかなか力も発揮できないが、「やっぱりシュートが入らない時とかボールをもらえない時にドライブだったり他の部分でもっと得点を取れるような技術を磨いていきたい」と今後の課題も見えたようだった。

 インタビュー中、「すごい」という言葉を何度も口にし、かなり刺激を受けた様子の林。今回の経験で、「今までは日本代表が最後の目標だったんですけど、こういう機会があって世界で戦うのも楽しそうだなと思いました」と視野が広がった。

 実は林にとってアメリカは初めて。前述のように飛行機が遅れるハプニングから始まり、言葉が通じない中で過ごした3日間だったが、「いつも通り睡眠もとれてご飯も美味しかったです」と元気一杯。海外生活を苦にしないタイプのようだ。

 そんな林を3日間見守ったのが、4月から林がプレーする東京医療保健大学の恩塚亨ヘッドコーチ。「シュートチャンスを見つけて自分にできることをちゃんとやり抜くということがしっかりできた」と目を細めた。

 日本代表のアシスタントコーチも務める恩塚HCは「同世代だけじゃなくて、将来オリンピック選手になっていってほしいなというぐらい思っています。そのポテンシャルはあると思う」と話し、林の目が世界に向いてきたことについては「僕から見ると(3日間)苦しかったところもあったと思う。彼女がそういう風に受け止めて、経験をそういう風に使おうとしていると聞いてすごくうれしい」と話した。

 大学進学を前に貴重な経験をした林。まずは、全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ)で3連覇を成し遂げたばかりの強豪チームでどれだけ飛躍するか。しっかり注目していきたい。