7月9日、レバンガ北海道はユースチーム「レバンガ北海道U18」の設立を発表した。9月6日には2020年度の中学3年生を対象にトライアウトが実施される。なお、トライアウトへの申込期間は8月16日までとなっている。
同クラブは「レバンガ北海道U18」のスタイルとして、学力、生活面(人間性)、バスケットボールスキルが備わった人材を育成することを掲げており、ユースチーム所属にあたって指定高等学校である北海道⽂教⼤学附属⾼等学校(仮称)への入学を条件としている。選手たちはスポーツ特待生として同校に在籍することとなるが、トライアウトの合格は入学を確約するものではなく、合格者は別途、同校の入学試験を受験する必要があるとのこと。
「レバンガ北海道U18」には「コールアップシステム」が導入され、U18で十分なパフォーマンスを示した場合、トップチームへの練習参加や特別指定選手としてロースター入りの可能性もある。そうしたトップチーム帯同はもちろん、強化キャンプや各種大会参加ににあたって高校の授業に参加できない場合も、単位取得のための手厚い指導を行うとしており、学習とバスケットボールの両立を図れる環境が整えられているようだ。
なお「レバンガ北海道U18」のヘッドコーチには、齋藤拓也氏が就任した。齋藤HCは仙台大学卒業後に明成高校のアシスタントコーチとして指導者のキャリアをスタートさせ、トヨタ自動車アルバルク(現アルバルク東京)のアシスタントコーチやマネージャーを歴任。2012年に北海道の一員となり、アカデミーコーチやトップチームのアシスタントコーチを務めたのち、2017年からはヘッドコーチとしてレバンガ北海道U15を率いている。
今回の発表に際し、北海道の代表取締役社長であり、デベロップメントアドバイザーとしてユース選手の技術や知識の向上もサポートする折茂武彦氏は、以下のようにコメントしている。
「このたび、株式会社レバンガ北海道は、レバンガ北海道U18を設⽴する運びとなりました。
まずはこのような形で発表できますことをうれしく思いますし、設⽴にあたってご尽⼒くださいました、北海道バスケットボール協会様をはじめ、関係者の皆様には心より感謝申し上げます。
2016年9月にBリーグが開幕して、この秋で早くも5シーズン目を迎えます。
現在では、⼤学⽣も在学中から選⼿登録が可能となり、公式戦へ出場することも多く⾒られ、昨シーズンは⾼校⽣の選⼿登録・試合出場がBリーグ、バスケットボール界を賑わせましたことは記憶に新しいかと思います。
海外で活躍する⽇本⼈プレーヤーも複数見られるようになり、皆様もご存知かと思いますNBA選⼿である⼋村塁選⼿など、現在の⽇本のバスケットボール界は若⼿選⼿の活躍がリーグの発展と⽇本代表の強化につながっていると強く感じております。
そういった背景がある中で、2018年にレバンガ北海道U15がスタートし、来年度にレバンガ北海道U18が始動することは、⽇本のバスケットボールの選⼿強化・育成につながっていくと感じております。
このレバンガ北海道U18の選⼿がトップチームにコールアップされ、いずれ日本代表に選出される選手が育っていくことをとても楽しみにしております」