2022.07.20

インターハイ女子注目選手(2)池田凛(明星学園)「父に続けと高校日本一を目指す司令塔」

キャプテンとしてもチームをけん引する池田 [写真]=田島早苗
中学や高校、大学などの学生バスケットをはじめ、トップリーグや日本代表と様々なカテゴリーをカバー。現場の“熱”を伝えるべく活動中。

 7月27日から8月1日にかけて香川県で行われる「令和4年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)」。熱戦が期待される夏の祭典の開幕を前に、バスケットボールキングでは大会で活躍が期待される注目選手をピックアップした。

■女子注目選手(2)池田凛(明星学園)

 6月11、12日に行われた「第76回関東高等学校女子バスケットボール選手権大会」(以下、関東大会)では、群を抜く強さで3連勝を飾った明星学園高校(東京都)。そのチームの司令塔を担うのが3年生の池田凛だ。

 スピード抜群の池田は、力強いドライブからのシュートなど得点能力にも長け、攻め気のプレーでチームをけん引。関東大会では1試合平均で16.33得点をマークした。また、昨年から主力を担っていたが、今年はキャプテンという重責も担っている。

「ガードとして周りが点を取れていないときに自分が点を取ったり、相手のディフェンスに対しての攻めを自分が考えたりしていきたいです」と池田。加えて「周りにもっといいシュートを打たせられるように、駆け引きもうまくなりたいです」とインターハイに向けての抱負を語った。

スピードに乗ったドライブから局面を打開する [写真]=田島早苗


 父は秋田県の能代工業高校(現・能代科学技術)で全国優勝に輝いた池田和則氏。母のあゆみさんも、埼玉県の新座総合技術高校で全国大会に出場しており、「家でも両親からアドバイスをしてもらえるのでうれしいです」と笑顔を見せる。

「全員仲が良いけれど、練習ではお互いに指摘し合い、仲間同士で修正することができます。個人が上手いというよりは、みんなでディフェンスを頑張ったり、合わせをできたりするチームなので、インターハイに向けてさらにチーム力を高めていきたいです」と夏を見据える。

 関東大会での勝利をステップに、キャプテンでもあり、ポイントゲッターでもある司令塔がチームを初優勝へと導く。

文・写真=田島早苗

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