2022年12月23日から開催された「SoftBank ウインターカップ2022 令和4年度 第75回全国高等学校バスケットボール選手権大会」が12月29日に閉幕。男子の部は開志国際高校が同校初となる優勝を果たした。

　藤井祐眞（川崎ブレイブサンダース）が藤枝明誠高校2年時に記録した、「79得点」という1試合個人最多得点記録は今大会も破られることはなかった。また、今大会は50点という大台を突破する選手も現れなかったが、そのなかでも3人の選手は40点台を超える得点記録を残している。ウインターカップ2022の男子1回戦から決勝までにおける個人1試合得点ランキングを以下にまとめてみた。

■ウインターカップ2022 男子1試合個人得点ランキング
第1位：46得点　宮野叶丞（広島県瀬戸内高校／1回戦・県立小林高校戦）、塚松奎太（四日市メリノール学院高校／1回戦・羽黒高校戦）
第3位：44得点　オルワペルミ ジェラマイア（日本航空高校／1回戦・新田高校戦）
第4位：39得点　エノー アンソニー ロジャース（明徳義塾高校／1回戦・奈良育英高校戦）
第5位：38得点　八重樫ショーン龍（仙台大学附属明成高校／1回戦・八女学院高校戦）
第6位：37得点　手島敬人（県立小林高校／1回戦・広島県瀬戸内高校戦）、有澤明希（東海大学付属札幌高校／1回戦・北陸高校戦）
第8位：36得点　ンジャイ ムハマドゥ ムスタファ（八王子学園八王子高校／2回戦・羽黒高校戦）、コネ ボウゴウジィ ディット ハメード（帝京長岡高校／1回戦・県立広島皆実高校戦）
第10位：35得点　エブナ フェイバー（美濃加茂高校／1回戦・白樺学園高校戦）

　1位に輝いたのは、宮野叶丞（広島県瀬戸内高校）と塚松奎太（四日市メリノール学院高校）の2名。ともに1回戦で記録した46得点という記録が、大会トップに輝くものとなった。3位には44得点を記録したオルワペルミ ジェラマイア（日本航空高校）がランクイン。ジェラマイアは同試合で23リバウンドもマークし、ダブルダブルを達成している。

　8位にランクインした帝京長岡高校のコネ ボウゴウジィ ディット ハメードは、前回大会は1試合55得点を記録するなど躍動。今大会の最高得点は36得点にとどまったものの、出場した全試合でダブルダブルを達成するなど、チームの準々決勝進出の原動力となった。