2023.01.21

介川アンソニー翔(開志国際)「大会得点王、アシストも光った日本一のエース」/WC2022男子ベスト5

開志国際のエースとして大会を通して活躍した介川[写真]=バスケットボールキング
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 開志国際高校(新潟県)の初優勝で幕を閉じた「SoftBank ウインターカップ2022 令和4年度 第75回全国高等学校バスケットボール選手権大会」男子の部。本稿では、決勝終了後に発表された大会ベスト5の選手たちが、今大会においてどのような成績を残したのか、各試合における成績を中心に振り返っていく。男子部門第5回となる今回は、優勝した開志国際の介川アンソニー翔をピックアップする。

■介川アンソニー翔(開志国際3年)

・2回戦 82○65 仙台大学附属明成高校(宮城県)
 ∟38分33秒出場/25得点/3P 0/4/10リバウンド/6アシスト/2スティール/0ブロック
・3回戦 117○55 前橋育英高校(群馬県)
 ∟12分31秒出場/23得点/3P 0/1/3リバウンド/5アシスト/0スティール/1ブロック
・準々決勝 91○57 東海大学付属諏訪高校(長野県)
 ∟37分22秒出場/19得点/3P 2/6/3リバウンド/9アシスト/3スティール/0ブロック
・準決勝 78○76 藤枝明誠高校(静岡県)
 ∟40分出場/22得点/3P 0/3/10リバウンド/7アシスト/0スティール/2ブロック
・決勝 88○71 福岡第一高校(福岡県)
 ∟40分出場/30得点/3P 0/1/8リバウンド/4アシスト/2スティール/2ブロック
・合計:168分26秒出場/119得点/3P 2/15 13.3%/34リバウンド/31アシスト/7スティール/5ブロック

 197センチの身長と高い身体能力を兼ね備えた介川アンソニー翔は、大会を通してエースとして抜群のパフォーマンスを披露。決勝の舞台でも30得点を挙げる活躍を見せて、チームのウインターカップ初優勝に大きく貢献した。

 5試合で記録した119得点というスタッツは、大会トップの記録。3ポイントの精度こそ精彩を欠いたが、全試合で20得点近く挙げるなど得点源としてチームをけん引した。またリバウンドでの貢献度も高く、2回戦の仙台大学附属明成高校戦、準決勝の藤枝明誠高校で10リバウンドを挙げ、ダブルダブルを達成している。

 さらに特筆すべきはアシスト数の多さ。大会を通して記録した31アシストは大会2位タイの記録。1位と2位で並ぶ選手はいずれもポイントガードであるだけに、スモールフォワードを主に務める介川のアシスト能力の高さが際立つ。

 自ら得点を奪うだけでなく、時にはパスで味方のお膳立てをする万能性を持った介川。今大会を最も盛り上げたタレントの一人だったことは間違いないだろう。

[写真]=伊藤大允

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