2月3日から5日にかけて、「B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2023 代替大会」が国立代々木競技場第二体育館にて開催され、レバンガ北海道U18が初優勝を飾った。

　同大会は当初、BリーグU18の4チームと海外の2チームが出場する大会として開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により海外チームの招聘を断念。今大会は「B.LEAGUE U18 ELITE 6 LEAGUE 2022」上位4チーム、BリーグU18の選抜チームおよび、Bリーグ推薦チームが出場する代替大会として開催された。

　北海道U18はリーグ戦の初戦でTokyo Samuraiに74－62で勝利するも、続く第2戦では琉球ゴールデンキングスU18に81－89で惜敗。それでも、グループ2位でトーナメントへ進むと、名古屋ダイヤモンドドルフィンズU18を67－64と接戦で下して準決勝へ進出する。

　さらに、サンロッカーズ渋谷U18で72－60で勝利すると、決勝戦ではBリーグU18選抜と対戦。北海道U18は阿部竜大が25得点9リバウンド6アシスト、内藤耀悠が19得点16リバウンドをマークし、73－58で初優勝を果たした。

　北海道U18は「B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2022」、「B.LEAGUE U18 ELITE6 LEAGUE 2022」に続いて今年度のU18大会すべてで優勝を飾り、見事に3冠を達成した。

　北海道U18のキャプテンを務め、今大会では平均20.6得点17.0リバウンドと躍動した内藤は、「初日の予選リーグでは琉球さんに負けてしまいましたが、次の日のダブルヘッダーと今日の試合ではいい形で勝つことができたので、負けを糧にさらにいいチームになったと思います。また、昨年の『INTERNATIONAL CUP』で負けた悔しさというのは、同じ舞台でしか晴らすことができないとそれぞれが思っていたはずなので、それを今日の試合で選手一人ひとりがコート内で表現できて良かったです」と初優勝の心境を語った。

　また、「個人的にはいい形で得点を取り続けられたと思いますが、決勝戦の入りで僕がゲームプランとは違う内容で進めてしまいました。40分間ゲームプラン通りに動かすことが今後の課題なので、しっかりとやっていきたいと思います」と自身の改善点について触れると、「チームとしても、3日間で5試合という今までにないハードなスケジュールの中で、誰一人欠けることなく12人全員で戦い抜けたので良かったです」と締めくくった。

　今大会の最終結果と個人表彰は以下のとおり。

■「B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2023 代替大会」大会結果
【優勝】レバンガ北海道U18
【準優勝】BリーグU18選抜
【3位】琉球ゴールデンキングスU18
【4位】サンロッカーズ渋谷U18
【5位】Tokyo Samurai
【6位】名古屋ダイヤモンドドルフィンズU18

■個人表彰【MIP】
※6名（各チームより1名）を選出

レバンガ北海道U18：内藤耀悠
サンロッカーズ渋谷U18：山﨑成隆
名古屋ダイヤモンドドルフィンズU18：佐藤遼乙
琉球ゴールデンキングスU18：平良南海輝
BリーグU18選抜：平岡勇人（横浜ビー・コルセアーズU18所属）
Tokyo Samurai：伊久江ロイ英輝