2019.04.02

大神雄子氏が実感したジュニアオールスターの成果と今後への期待

「第32回都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会2019」の最終日、準決勝、決勝を観戦した大神雄子氏 [写真]=田島早苗
バスケットボールキング編集部。取材歴は20年を数え、これまで主に中学、高校、女子日本代表をカバーしてきた。また、どういうわけかあまり人が行かない土地での取材も多く、今年も氷点下10度を下回るモンゴルを経験。Twitterのアカウントは @m_irie3

「第32回都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会2019」(通称ジュニアオールスター)は男子が京都府、女子が大阪府の優勝で幕を閉じた。大会最終日となる3月30日、JBAアンバサダーの大神雄子氏は男女準決勝4試合、決勝2試合を観戦、その後の表彰式でプレゼンターを務めた。

大神氏はジュニアオールスターの表彰式でプレゼンターを務めた [写真]=田島早苗

 取材に応じた大神氏は、「中学生の個々のスキルは私の中学時代よりも着実に上がっていると感じました。当時に比べ、NBAをはじめ、BリーグやWリーグなど、トップのプレーを見る機会が増えたのもその要因の一つだと思います。また、中学生に限らず、小学生や高校生も含めて、強化をしてきたものが個々のスキルに表れていると実感できました」と、中学生ケイジャーのプレーに目を丸くしていた。

 さらに「約20年前、私たちがジュニアオールスターでプレーしたころは、東京や愛知、福岡など、バスケットボール自体が盛んだったり、人口の多い大都市を抱えた都道府県が強かった印象ですが、今日の男子のベスト4に入った愛媛や岡山がいい例で、そうではない地域でも上位進出ができるようになっています。これは、確実に強化が進んでいる、日本全体の底上げができていることの証明だと思います」と、感想を語った。

「愛媛のようなチームがベスト4に入ることに意義がある」と語った [写真]=田島早苗

 ジュニアオールスターは強豪チーム以外から将来有望な選手を発掘したり、今大会に出場した選手が日本代表入りを果たすなど、普及と強化に寄与してきた。大神氏もその一人であり、「私が中学生になって初めて出た全国大会ですし、ここから世界に羽ばたいていったと言っても過言ではありません」と振り返る。それだけに、32回行われた歴史に幕を閉じることに関しては、「ジュニアオールスターがなくなるのは正直さみしいのですね」とポツリ。しかし、「今後は、新たな方法で日本のバスケの普及と強化をより高いレベルで進められると確信しています」と、最後は新たな大会に期待を込めた。

文=入江美紀雄