6月7日に長野市真島総合スポーツアリーナ(ホワイトリング)で行われた第5回東アジアバスケットボール選手権大会の3位決定戦で、男子日本代表チームは中国代表に76-58で勝利。若手主体の相手に第1クォーターで17点のリードを奪い、安定した試合運びを見せて快勝した。
チーム2位の11得点を挙げた主将の竹内譲次は試合後、ルカ・パヴィチェヴィッチがヘッドコーチとして指揮を執る最終戦だったことにふれ、「自分たちの1番素晴らしいバスケットをコート上で表現したいという気持ちがあった」とコメント。また、「40分間通して激しいディフェンスができ、最後のリバウンドを取りきるまで、コーチが求めるバスケットボールをある程度は表現できた」と振り返った。
この日の戦い方を評価する一方で、「準決勝では相手(チャイニーズ・タイペイ)に最後のリバウンドを取られたり、ターンオーバーしてしまって、自分たちのミスから相手に勝利を渡してしまった悔しい気持ちがやはりあります」と語るように、まだまだ課題も多い。
2006年から日本代表に名を連ねる経験豊富な竹内は「大事な試合で勝ちきる力は、今大会に限らず今までの日本の課題でもありました」と、チームの長年にわたる弱点を指摘。「その壁を打ち破れるようなバスケットをしていかなければならず、反省を糧にしっかり準備していきたいです」と決意を述べた。