2017.07.10

U19日本代表を世界10位に導いた主将の三上侑希「本当にいいチームだった」

U19男子日本代表のキャプテンを務めた三上侑希(中央大学2年)[写真]=小永吉陽子
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 7月9日にエジプトのカイロで行われたFIBA U19バスケットボールワールドカップ2017の9位決定戦で、男子U19日本代表チームがプエルトリコ代表に67-68で敗れた。

 3本の3ポイントシュートで9得点を挙げたキャプテンの三上侑希(中央大学2年)は試合後、「みんなが難しいシュートを決めて、日本らしい速い展開になっていました」と評価しながらも、「ここ2試合は接戦が続いていました。勝てる試合を落としたのは悔しいです」と心情を明かした。

 また、自身の出来については「3ポイントをもう少し決められました」と話し、悔しさをにじませた。「もっとドライブができたと思います。自分がドライブをして、パスミスからターンオーバーにつながったプレーがありましたが、積極的に2ポイントを狙うべきでした。3ポイントだけではなく、2ポイントのシュート精度を上げないといけないですし、ハンドリングやパスの視野も課題です」

 それでも、過去最高の世界10位で大会を終えたU19日本代表。チームを引っ張った三上は「それぞれいい個性があって、本当にいいチームでした」と振り返り、「家族のように一緒にやってきたので、離れるのが寂しいくらいです」とコメント。また、明成高校時代にともにプレーし、5月から代表活動へ参加した八村塁(ゴンザガ大学1年)について、「みんな、すぐに仲良くなっていました。塁が来てくれたのはプラス面ばかりでした」と述べた。

 優勝したカナダを筆頭に、スペインやイタリアといった強豪との対戦を経て、三上は「スピード、身体能力、シュート力、バスケを作るうまさ、ピック&ロールの後のさばきなど、すべてがアジアよりも上でした」と言及。また、9日間で計7試合をこなすハードスケジュールとなった今大会は、「体的にも精神的にもきつかったです」と明かしながらも、「『日本代表なんだからがんばらなければいけない』ということは、高校生の時から思っていたことです」と、日の丸を背負う責任と誇りを口にした。

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