7月12日に味の素ナショナルトレーニングセンターで平成29年度バスケットボール男子日本代表チームの第6次強化合宿が行われた。
就任が決まったフリオ・ラマス新ヘッドコーチ、エルマン・マンドーレ新アシスタントコーチは所属クラブでプレーオフを戦っている最中。体制が整わない中で実施されたこの日の午前トレーニングは、ポイントガード、シューティングガード、スモールフォワード、パワーフォワードとセンター、それぞれのポジションに分かれたシュート練習がメインに。東アジアバスケットボール選手権大会2017を戦ったメンバーを中心に計17選手が汗を流した。
比江島慎はBリーグ初年度、所属するシーホース三河で活躍しただけでなく、日本代表のエースも務めて多くの試合をこなした。オフシーズンは「沖縄に行く予定だったが、Bリーグの会見があったので行けなかった」と話しながらも、「約3週間の休みでコンディションを調整し、地元の福岡に帰って遊んだりもした」と笑みを浮かべた。
また、指揮官不在は「ビックリした」と驚きの様子を見せ、「自分の役割がまだわからないが、(今は)オフェンスやディフェンスのシステムを覚えている」とコメント。それでも、「佐古(賢一)さんの下でプレーできるのはとても光栄で、勉強になる。今後は多くのアドバイスをもらえたら」と、新ACに就任した“ミスターバスケットボール”の名を挙げた。
最後に、29日、30日に行われるウルグアイ代表との強化試合に向け、「まだ選ばれるかわからないけど……」と謙虚に語りつつ、「自分のやることは変わらない。持ち味のドライブや1対1を、高さやフィジカルのある相手にも仕掛けていきたい」と意欲を示した。